「15万を工面するためでした」 闇バイト応募で後悔、30代シングルマザーが呼びかける重み「みなさん、今ならまだ戻れます」
●闇バイトで有罪判決を受けた人たち「これが原因で離婚した」「逮捕されてホッとした」
過去に闇バイトをして逮捕された人たちも取材に応じた。「後悔している」「逮捕されてホッとした」などと語る。 中国地方の40代男性は闇バイトに応募して、最終的に詐欺などの罪で逮捕・起訴され、有罪判決を受けたと話す。 「最初はスーツを着て飛び込み営業をかけた会社から名刺を回収してくるだけの仕事でしたが、半月もしないうちに、指示役から渡された物をオークションに出品する仕事をさせられました」 「正直、途中で犯罪加担に気づいたので、それからはパトカーに怯えたりとか不安だらけの生活だったので、警察が朝、逮捕状と差し押さえ許可証を持ってきた時は、驚きや不安もありましたが、少しホッとしました」 50代男性(横浜市)も、およそ15年前に闇バイトで逮捕されて、有印私文書偽造などの罪で有罪判決を受けたという。 知り合いに誘われたネットワークビジネスで多額の借金を作ったことから、その返済のため「闇バイト」「闇サイト」というところに行き着いたそうだ。 指示を受け、契約した複数の携帯電話を売っていた。 「私の報酬は1台3千円位でした。どうやら私の契約した飛ばし携帯が犯罪に使われていたようです。捕まってから留置場の中の人に『それはお前も詐欺に遭っているぞ』と言われました。離婚することになりましたし、後悔先に立たずとはこのことでした」