ついにここまで…『PayPay』でお賽銭 背景にキャッシュレス需要の増加 “決済音”は寺に馴染むよう相談
若山憲男会長: 「この神社は氏神様の小さな神社なので。皆さん現金で小銭をおさい銭として入れてみえるものですから、変わらなくていいんじゃないかなと。(電子マネーのお賽銭は)気持ちがあるかないかの問題で、PayPayだって気持ちがあればいいと思うんですよね」 デジタル時代、お正月のお賽銭も多様化を迎えています。
■「不適切」としていた京都仏教会も表現変える
お賽銭をデジタル化すれば、硬貨を集めなくていいため、計算・集計が楽になります。また、小さな神社の場合は「賽銭泥棒」の被害を防ぐことにもなります。 しかし、「お金を賽銭箱に投げ入れ、チャリンという音を聞いてお願いごとをする」という、古くからの参拝の慣習が崩れることに違和感を感じる人も多いと思います。 実際、京都仏教会は2019年、「宗教活動に不適切」と言っていましたが、2024年6月には「信教の自由に配慮し慎重に考慮を」と表現を変えました。