ランス・ストロール（ロイター）

　凡ミス＆逆ギレ騒動の渦中にあるF1アストンマーティンのランス・ストロール（25）に、今度は〝即刻追放〟を求める声が上がった。 　ストロールは中国GPで、スプリントや予選など終始低迷。さらに決勝では、セーフティーカーの導入中にダニエル・リカルド（RB）に追突し、まさかの脇見運転という凡ミスだったことが指摘されている。 　素直に謝罪すれば事は収まったものの、あろうことかストロールは事故後にリカルドを「アホが急ブレーキした」などと侮辱。ペナルティーを与えた審査委員にも「信じられない、まるでジョークだな」などと暴言を連発した。 　こうした態度に被害者のリカルドは激高。現役ドライバーからもオスカー・ピアストリ（マクラーレン）が苦言を呈すなど、大きな騒動に発展している。 　そうした中、ドイツメディア「シュポルト」は「元ドライバーがストロールの即刻追放を要求」と報道。F1界からの追放を求める声が「大きくなっている」と伝えた。 　今回声を上げたのは、デンマーク人の元レーシングドライバーのジェイソン・ワットだ。 「すぐに彼を解雇しろ！　とにかくこのフィールドで最悪のドライバーだ。ストロールの離脱は明らかにチームにとってプラスになるだろう」と主張した。 　また、フィンランドのドライバーであるトニ・ビランデルもこう主張した。ストロールの態度を「迷惑だ」とした上で「議論する余地はまったくない。完全にストロールのせいだ。彼は注意を払っていなかったので、完全に状況判断を誤っていた」とストロールに非があると強調した。 〝ストロール包囲網〟が着実に狭まっている。