スイカの種は食べても大丈夫なの? リスクを栄養士にASK
※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 スイカを食べたことがある人なら、「スイカの種を食べるとお腹の中で育つ」という迷信を聞いたことがあるはず。大人になると、この種の迷信は忘れ去られるいっぽうで、種なしスイカを選ぶ人も多い。 スイカの種は、その不快な食感と、スイカを食べる楽しさを邪魔するという理由から評判はあまり良くない。そのうえ、種を食べることに懐疑的な人もいる。実際、さくらんぼの種のように有毒なの? 吐き出すべき? スイカの種の真偽を確かめるべく、登録栄養士のサマンサ・キャシディさんと、NYの「インスティチュート・オブ・カリナリー・エデュケーション」の栄養部長を務めるセリーヌ・バイチマンさんに話を聞いてみた。
スイカの種は食べても大丈夫?
答えは「イエス」。スイカの種を食べるのはまったく問題ない。実際スイカの種には栄養上の健康メリットがあり、1オンス(約28g)のスイカの種には7~8gのたんぱく質が含まれ、これはXLサイズの卵1個や豆腐約85g、調理したレンズ豆または枝豆2分の1カップに相当するという。 さらに同量のスイカの種は、4gの糖質を含み、その25%以上が食物繊維で構成されている。ビタミンとミネラル、具体的にはマグネシウムと鉄分の優れた供給源でもあり、1オンスあたり2mgの鉄分が含まれ、これは成人男性の必要摂取量の25%、成人女性の10%に相当します、とバイチマンさんは話す。 「マグネシウムは、心拍リズムや体のストレス反応の調整といった300以上の身体機能に不可欠であり、鉄は血液中の酸素を体中に運搬し健康的なエネルギーレベルの維持を支援します」と補足するキャシディさん。 またスイカの種は、プラントベース食を実践していて植物性の鉄分源が必要な人や、妊娠中でより多くの鉄分が必要な人にとって、優れたおやつになるでしょう、とバイチマンさんは語る。