65歳以上の無職夫婦世帯「1ヶ月の収支」とは?厚生年金と国民年金の平均受給額も確認
老後の生活に向けて必要なこととは?
ここまで見てきたように、公的年金だけでは生活費が大きく不足することが考えられます。 そのため、まずは自分がどのくらいの年金が受け取れるのかを「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」などで確認しましょう。 そのうえで、貯金や資産運用などで準備していく目安を決めていきましょう。 なんとなくで貯金や資産運用はどうしても長続きしません。しかし、いずれはやってくる老後には何かしらの形で備えなければなりません。 ただ、何をすればいいのかわからない方も多いでしょう。 そこで最初の一歩として、自分にはどんな備えが合っているのか「知る」ことから始めてみましょう。
【参考】60歳代・ひとり世帯の貯蓄額
・金融資産非保有:33.3% ・100万円未満:8.5% ・100~200万円未満:4.7% ・200~300万円未満:2.8% ・300~400万円未満:4.3% ・400~500万円未満:2.4% ・500~700万円未満:3.5% ・700~1000万円未満:2.8% ・1000~1500万円未満:6.6% ・1500~2000万円未満:4.5% ・2000~3000万円未満:8.0% ・3000万円以上:15.1% ●<平均と中央値> ・平均:1468万円 ・中央値:210万円
参考資料
・総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」 ・総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」 ・厚生労働省「令和4年国民生活基礎調査」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」 ・内閣府「生活設計と年金に関する世論調査」 ・経済産業省資源エネルギー庁「電気・ガス価格激変緩和対策事業」 ・生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」 ・首相官邸「岸田内閣総理大臣記者会見」2024年6月21日
大庭 新太朗