65歳以上の無職夫婦世帯「1ヶ月の収支」とは?厚生年金と国民年金の平均受給額も確認
近年、物価高や電気代やガス代の高騰などが、私たちの生活に大きな影響を与えています。 ◆65歳以上の無職夫婦世帯「1ヶ月の収支」とは?厚生年金と国民年金の平均受給額も確認 今までは、余り厳しい状況でなかったところから一変してしまった家庭もあるでしょう。 そんな中、年金を受け取っている世代はより厳しいものとなっているのではないでしょうか。 年金はそう多くは受け取れない中で、こうした生活費が上がっていってしまうことは、家計に大きな打撃です。 働いている現役世代はもちろん、年金受給者にとっては頭を悩ませる問題です。 そこで今回は、実際に年金を受け取っている世代で65歳以上の生活費について見ていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
電気・ガス料金の補助「酷暑乗り切り緊急支援」8月から3ヵ月間再開か
岸田総理は、2024年6月21日の記者会見で「酷暑乗り切り緊急支援」として、8月~10月の電気・ガス料金を一部補助することを決定しています。 電気や都市ガスを利用する家庭や企業などでは、値引きを受けるために申請などの手続きは要りません。 日本はこれから、安心して老後を迎えられる国になれるのでしょうか。 ここからは、実際に年金生活を送っているシニアの金銭事情を見ていきたいと思います。
65歳以上世帯はいくら貯蓄している?「平均と中央値」で確認
ここからは、65歳以上の世帯の貯蓄額を確認していきます。 貯蓄額の平均と中央値を、総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」から、それぞれ確認します。 ・貯蓄平均値:2462万円 ・貯蓄中央値:1604万円 貯蓄額が2500万円を超える世帯の割合は、全体の34.2%。 約3分の1となっています。 その一方で、貯蓄額300万円未満の世帯を見ると、15.2%です。貯蓄額には同じ世帯でも差があることが分かります。 安心して老後を過ごすために必要な貯蓄額は世帯ごとに異なりますが、特に貯蓄が300万円未満の世帯では、貯蓄以外の収入が不可欠です。 そこで重要な役割を果たすのが「公的年金」です。 そこでここからは、現代のシニアはどのくらい年金を受給しているのかを見ていきましょう。