鈴木福が20歳に! 初のフォトエッセイからにじみ出る鈴木家の教えとは?
■「素直がいちばん」「きちんと“伝える”」 両親の教えが体現された一冊!
6月17日に20歳の誕生日を迎える鈴木福が、初のフォトエッセイ『鈴木福 フォトエッセイ 笑う門には福来る』(主婦と生活社刊)を自身の誕生日に発売。本作には、子役としてデビューし芸能界で長年活躍、現在大学生となった彼の知られざる生い立ちや、これまでの出会いや環境への感謝、さまざまな葛藤もあった自身の稀有な人生を肯定する人生賛歌、そして未来への想いがつづられている。そこには“福ちゃん”“福くん”と呼ばれていた幼少期から変わらない、彼の素直な人柄がにじみ出ていた。 【写真】現役大学生の鈴木福、ナチュラルな笑顔から真面目な表情まで! 鈴木福撮りおろしカット ――今回、ご自身の本を出版するにあたって意識されたことは? 鈴木福(以下、福):「こういうことを伝えたい」というよりは、「僕のことを知ってくれたらいいなぁ」という気持ちで作りました。自分が思っていることを、ありのままの言葉を伝えたいという思いがあったので、誤ったことを書かないように気をつけました。 ――制作にあたって、改めて幼少期から現在までのご自身の人生を振り返る機会になったと思いますが、何か気づきはありましたか? 福:やっぱり、自分はすごく濃い時間を過ごしてきたなということを感じました。こうして本になっても、まだ書ききれてないことがたくさんあるので。 ――今回、撮りおろしカットはご自身の思い出の場所での撮影だったとうかがいました。撮影を振り返ってみていかがですか? 福:幼稚園や公園での撮影は地元だったので、何だか変な感じでした(笑)。公園での撮影の時に、ちょうど僕が野球をやっていた時のコーチが、子どもたちに野球やスポーツを教えてたんですよ。それを見ながら「地元だな~!」と思っていました(笑)。 ――メディア初登場となるご両親とのトークも掲載されていますが、ご両親と面と向かってお話されてみていかがでしたか? 福:ちょっと恥ずかしかったですね。両親がインタビューされているのを見ることはなかったので、それもまた何だか変な感じでした(笑)。 ――(笑)。そんなご両親とのお話のなかで、お母様がおっしゃってた「素直がいちばん」というモットーが印象的でした。 福:それは母から日々言われてきたことなので、僕の中で根付いているというか…。先日もお芝居に関してのお話をプロデューサーさんとさせていただいた時に、「演出を『はい』と素直に聞き入れて自分のものにして出せるというのは、すごく大切な魅力だよ」と言っていただいたんです。そういうところにも母からの教えが活きているのかなと思います。 ――そんなお母様の教えと、お父様がおっしゃってた「きちんと“伝える”」「“伝えたつもり”じゃなくて、“伝える”こと」というモットーも印象的でした。この本は、まさにそんなご両親の教えを体現したものになりましたね。 福:たしかに! そうかもしれないですね(笑)。母からの教えとして、「ありがとうに言い過ぎはない」ということも僕の中で大事にしていることなんですけど、僕としてのこの本のテーマは皆さんに対する“感謝”なんです。この本を通して「ありがとう」と言えたらいいなと思って…。読んでくれた皆さんはもちろん、家族や親戚、友達も、共演者の皆さんも感謝を伝えたい人たちですね。