延長10回に勝ち越しの犠牲フライを放った丸佳浩選手(写真：時事)

◇プロ野球セ・リーグ 巨人2-1阪神(26日、甲子園球場) 巨人は延長戦の末に逆転勝利を飾りました。 先発の菅野投手は2回には四球を許しランナーは許したものの、ストレートと変化球を織り交ぜながら、後続を断ち切ります。その後もテンポのよい投球をつづけ、2回以降はランナーを許さず、6回までノーヒットピッチング。 しかし打線は阪神先発・才木浩人投手の前に得点をあげられません。2回連打で1アウト1、2塁としますが、小林誠司選手が併殺に倒れ無得点。6回にも2アウト1、2塁のチャンスをつくりますが、岡本和真選手が外野フライに倒れます。 すると0－0で迎えた7回、菅野投手は阪神・森下翔太選手に初ヒットを許すと、大山悠輔選手に連打を浴び、1アウト1、3塁のピンチ。5番の渡邊諒選手にタイムリーを浴び、先制点を許しました。 それでも終盤に打線が意地をみせます。1点差で迎えた9回1アウトで岡本選手が阪神のゲラ投手の初球を捉え、レフトスタンドへの9号ホームラン。土壇場で試合を振り出しに戻します。 さらに延長10回には、先頭の小林誠司選手が岩崎優投手からヒットを放つと、その後1アウト1、3塁のチャンス。1番の丸佳浩選手に犠牲フライが飛び出し、逆転に成功します。最後はバルドナード投手が締めて逆転勝利を飾りました。 9回に1回無失点の投球をみせたドラフト1位の西舘勇陽投手がプロ初勝利を手にしています。