「忖度以外の何ですか」Number_i、レコード大賞特別賞受賞に疑問の声続々…STARTO社は『紅白』『レコ大』出演なしの明暗
11月20日、日本レコード大賞のノミネート作品が発表された。各賞の受賞者は、12月30日『第66回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)の生放送で披露される予定だ。大晦日に放送される『NHK紅白歌合戦』と並ぶ、年末の風物詩だ。 【画像】「似ている」Number_iとキンプリのTシャツ 「『優秀作品賞』に10作、『新人賞』に5作が選出され、当日にそれぞれの最優秀賞が発表されます。とくに2024年は、前回、大賞に選ばれたMrs. GREEN APPLEが2連覇を果たすのかも注目です。 そのほかに『特別賞』では、優秀作品賞にも選ばれたCreepy Nutsをはじめ、7作が選ばれました。そして、何かと話題のNumber_iも同賞を受賞しました」(芸能記者) 2024年1月にデビューした彼らの快挙に、お祝いムードかと思いきや……X上では辛辣な声が並んでいた。 《ジャニーズタレントを排除してそね穴に彼らを配置する。それが忖度以外の何ですかー?》 《ぬんべりレコ大のほうが忖度では》 《やっぱりただの下品なヤンキーか輩にしか見えない》 なぜ、Number_iの受賞に対し、批判的な声が出るのか。芸能ジャーナリストが解説する。 「『NHK紅白歌合戦』は、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題が原因で、2023年は44年ぶりに旧ジャニーズ事務所の所属タレントがいっさい出場しませんでした。さらに、2024年もSTARTO ENTERTAINMENTのタレントは出場していません。『日刊スポーツ』によれば、2024年のNHKは、複数のグループにオファーしたものの、STARTO社がタレントやスタッフと協議した結果、合意に至らなかったそうです。『紅白』に出場することで、再びジャニー氏の問題や被害者への補償などを掘り返されるのを嫌ったのかもしれません。 さらに旧ジャニーズ事務所は、1990年に、所属グループ・忍者が新人賞を受賞したのを最後に『アーティスト同士で賞の競争をしてほしくない』という理由で、音楽の賞レース番組への出演を辞退しています。この方針はSTARTO社にも引き継がれているようで、今回も同社のタレントはレコード大賞を受賞しませんでした。 一方、同社から滝沢秀明社長率いるTOBEに移籍したNumber_iは、『紅白』にも出られるし、『レコード大賞』にも出演できるわけです。STARTO社のファンからすると、Number_iはテレビ局などからあまりにも優遇されているように見えるのでしょう」 どちらも年末を彩る超大型特番。このままではTOBEとSTARTO社が“逆転”する可能性もある。 「もちろん、資本力や所属タレントの数を比べれば、圧倒的にSTARTO社のほうが“格上”なのは間違いありません。しかし、新しいアイドルを発掘し、新たなファンをつくるには、メディア戦略が不可欠です。今回、『紅白』出演を“あえて断る”という決断をしたSTARTO社ですが、積極的な露出をしていかないと、いつか追い越される日が来るかもしれません」(芸能記者) まずはNumber_iのパフォーマンスに期待したいところだ。