大人への決意誓う 和歌山県古座川町で「二十歳の集い」
和歌山県古座川町の本年度の「二十歳の集い」(町公民館主催)が15日、同町高池の町中央公民館であった。スーツや浴衣姿の参加者が門出を祝い合い、大人への一歩を踏み出した。 【【動画】白良浜の夏再開 「巨大地震注意」終了も夏の観光に打撃、和歌山の動画はこちら】 同町では例年、帰省者の多い盆に合わせて開いている。本年度は対象者18人のうち、12(男3、女9)人が参加した。 主催者を代表して町公民館の高尾昌伸館長が、「邂逅(かいこう)」という言葉を紹介し「自分を成長させてくださる全ての出会いに感謝し、人生を力強く歩み続けてください」と呼びかけた。 来賓の大屋一成町長は「社会の一員として活躍されることを心から期待するとともに、生まれ育った自然豊かなふるさと古座川への誇りと愛情を持って充実した未来になることを願う」とあいさつした。 参加者を代表して和歌山大学教育学部2年の山口蓮さん(20)は「ふるさと古座川に関わる方々、多くの地域の方々に集いを盛り上げていただきき、社会への仲間入りを祝福された喜びをかみしめている。この感激を胸に、責務をしっかりと受け止め、立派な社会人としてこれからもより一層精進していく」と謝辞を述べた。 その後、音楽ユニット「ヤブシン」による記念コンサートや記念撮影があり、旧友との再会を喜んだ。 県立医科大学保健看護学部2年の石倉結衣さん(19)は「高校を卒業して以来久しぶりにあった友達もいて、お互い成長したなと感じる。看護学生なので、生まれ育った町に学びを還元できるようになりたい。保健行政に携わってみたい」と話した。
紀伊民報