宇宙の美しさを漆塗りで表現した「カンパノラ」の限定モデル
2024年12月5日、シチズン時計の「カンパノラ」に「宙鏡(そらかがみ)」の限定モデルが加わる。広大な天空に輝く星雲を漆塗りで表現した文字盤と、深淵なブルーが印象的な1本だ。 【アイテム写真】カンパノラ 限定モデル 宙鏡 メカニカル
天の川や宇宙の星雲を思わせる美しい文字盤
「宙空の美」をコンセプトに掲げるシチズン時計の「カンパノラ」シリーズ。匠の卓越した漆塗りで描かれる文字盤のデザインは、まるでガラスとダイヤルの間に無限の宇宙を閉じ込めたような美しさで、時計愛好家を魅了し続けている。 2024年11月8日に新しくコレクションに加わった「宙鏡(そらかがみ)」は、平安時代の詩に着想を得て星空への抒情を美しい絵画のように表現したモデル。なかでも、12月5日に発売となる限定150本の「メカニカルモデル NZ0000-58L」は出色の逸品だ。 天の川や宇宙の星雲を思わせる美しい文字盤は、令和元年に瑞宝単光章を受章した会津塗の伝統工芸士・儀同哲夫氏の手作業によるもの。青漆にプラチナ粉を蒔いて研ぎだすことで、深みのある星雲の揺らめきを、螺鈿(らでん)や蒔絵(まきえ)といった高度な鍛錬が要求される技法で、文字盤の左右を流れる星々の煌めきを描いたという。 プラネタリウムを思わせるドーム型の球面サファイアガラスは、ガラスの表と裏を同じカーブ形状にすることで、どの角度から見ても歪みが生じないように設計。特殊コーティングを施したガラスは、光の反射を抑えて99%の透過率を誇っている。 心臓部には、スイスのラ・ジュー・ペレ社製の高精度な機械式ムーブメントを搭載。12時位置には視認性に優れた大きなデイト表示、6時位置には約42時間のパワーリザーブ計を配した。 卓越した伝統技法と高度な時計製造技術が見事に融合した本モデルは、ダイヤルを眺めるたびに旅先で大空を見上げるような贅沢な愉しみを感じさせてくれるタイムピースである。 カンパノラ 限定モデル 宙鏡 メカニカル 限定150本。機械式(自動巻き/手巻き)、SSケース、径42mm。¥1,320,000。2024年12月5日発売。