【巨人】アフリカ南部のジンバブエで野球指導 海外振興、普及願い現地で交流
国際協力機構(JICA)と巨人の連携協力協定に基づく海外野球振興の一環で、元ジャイアンツアカデミーコーチで現巨人スカウトの円谷英俊氏、前ジャイアンツアカデミーコーチで来季から巨人女子野球コーチに就任する坂本工宜氏の2名が、アフリカのジンバブエでの野球指導のため12月4日から13日まで現地に派遣された。 アフリカ南部のジンバブエは、東京オリンピック・アフリカ予選で3位に入るなど少しずつではあるが、野球が認知されている。今回は円谷氏、坂本氏が現地で活動しているJICA野球隊員2名とともに、U18の代表選考合宿での技術指導を行ったり、現地の指導者に指導方法を伝えるなどして交流。日本から持参した古ボールなどを各地の野球連盟に寄贈し、首都ハラレ市内の小学校を訪問して現地の子どもたちに野球の魅力、楽しさを伝えた。 円谷英俊氏コメント 「現地の子どもたちは皆、純粋で目が輝いていた。また現地の指導者の情熱、コーチングのうまさには驚きました。今度は指導者に日本へ来てもらい、ジャイアンツアカデミーが持つ指導技術を学ぶ機会を作り、母国での野球発展へ寄与してくれることを期待したいです」 坂本工宜氏コメント 「日本の環境が恵まれていることをより認識することができました。決して恵まれているとは言えない環境でも目を輝かせて野球を頑張っている人たちとの交流は有意義な時間になりました。とても価値のある経験ができたことに、現地のスタッフやJICAの皆さんに感謝しています」 巨人は今年3月にはJICAと協力した同様の活動として、ジャイアンツアカデミーコーチの成瀬功亮氏、北之園隆生氏の2名がバングラデシュを訪問して野球指導を行った。今後も野球の普及、振興活動に積極的に取り組んでいく。
報知新聞社