殻を破って斬新さを手に入れたパイオニア「トヨタ・プリウス」【最新国産新型車 車種別解説 TOYOTA PRIUS】
インストルメントパネル
HVのFFモデルは、低中速域でのモーター走行によるスムーズさと静かさ、そしてアクセルレスポンスの良さと伸びやかな加速力、低重心が活きた切れ味ある操縦安定性、自然なブレーキフィールなどが美点で、街なかから山道、高速道路での走りやすさが好印象。が、路面が荒れてくると19インチタイヤのロードノイズと乗り心地のゴツゴツ感が目立ってくる。4WDモデルはFFに対して60kg増になるものの、リヤモーターの追加で加速レスポンスが向上。
居住性
乗り心地はより重厚かつしっとりとしたタッチになる。また、全車に標準装備されるトヨタセーフティセンスに含まれるプロアクティブドライビングアシストによる街なかでの走りやすさ、安心感は特筆モノだ。PHEVは、HVモードでのスポーツカー並みの速さ、HVに望めないジェントルにして気持ちいいバランサーシャフトを加えたエンジンのサウンド、それに伴う走行中のさらなる静かさ、そしてバッテリー床下搭載による低重心とスポーツサスがもたらすリニアなステアリングレスポンス、曲がりやすさ、オン・ザ・レールに近いフットワークテイストが大きな魅力。
うれしい装備
フルモデルチェンジ 22年11月16日 月間販売台数 9016台(23年6月~11月平均) WLTCモード燃費 32.6km/l※「U」系のFF車
ラゲッジルーム
乗り心地はHVより硬めだが、プリウスのハイパフォーマンスモデルというキャラクターを理解すれは納得の範囲だろう。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.156「2024最新国産新型車のすべて」の再構成です。http://motorfan-newmodel.com/integration/156/
MotorFan編集部