「オファーを容認」アーセナルが悩める下部組織出身の10番放出に前向きか?「資金を確保するために売却を…」
アーセナルは下部組織出身で背番号10番を背負う、エミール・スミス=ロウの放出に前向きなようだ。英メディア『Football Insider』は、クラブがアカデミー出身の選手のオファーに耳を傾ける理由と放出先の候補について現地時間4日に報じている。 【動画】すごすぎ!? 冨安健洋のアーセナル初ゴール! 記事によると、アーセナルはスミス=ロウに対する「オファーを容認する」意向であり、適切なオファーがあれば今夏にも売却することを目論んでいるようだ。具体的な移籍先としてはプレミアリーグのフラムの名前が挙がっている。 スミス=ロウは21-22年にはリーグ戦33試合に出場し、10ゴール2アシストをマーク。アカデミー出身ということもあり将来を期待されていたが、昨季と今季は怪我に苦しんでいる。今季はリーグ戦13試合の出場に留まっており、プレー時間もわずか353分と安定して試合に出れない状況が続いていた。 その間にガブリエル・マルティネッリ、ブカヨ・サカ、カイ・ハフェルツ、レアンドロ・トロサールなどが安定したパフォーマンスを見せ続けており、スミス=ロウの序列は下がりつつあると言わざるを得ないだろう。 同メディアは、「スミス=ロウは出場時間が少ないにもかかわらず、ミケル・アルテタ監督の計画には残っている」と認めつつも、「オフシーズンにさらなる選手獲得を計画している。そのため、今夏の移籍資金を確保するためにも売却を進めることに熱心だ」と述べており、リーグの財務規定の観点からアカデミー出身の同選手の売却は純粋な利益になり得ることから、移籍が実現する可能性は十分あると指摘していた。
フットボールチャンネル編集部