「どこにいるんだ!」CS終戦後に起こった「佐々木朗希神隠し事件」とロッテが続ける「超VIP待遇」
メジャースカウトの評価は変わらず
ロッテの佐々木朗希投手(22)の今シーズンオフでの米メジャーリーグ移籍が現実味を帯びてきている。 【思わず二度見!】長身がよく目立つ…佐々木朗希が「唐揚げ買った!」衝撃の現場写真 「今シーズンは佐々木自身初の10勝をマークした一方で、約2ヵ月間もコンディション不良を理由に戦線を離脱し、プロに入ってから一度もシーズンを通じて先発ローテーションを守れないまま。いくらポテンシャルが高くても『そんな投手をメジャーがわざわざ獲得するのか?』と懐疑的な目で見る関係者もまだまだ多い。 しかし、メジャーのスカウト陣はむしろ、『メジャーでも屈指の投手になれるポテンシャルがあるうえ、所属球団があまり投げさせなかったために肩肘がキレイな状態で獲得できる』と好意的な見解を示しています。9月にはドジャース幹部が来日し、佐々木朗希の登板をチェックしていましたし、ロバーツ監督もラブコールを送っているため、メジャー側の受け入れ態勢は万全です」(球団OB) ロッテにとっては、“カネのなる木”である佐々木を手放すのは痛手。少しでも残留の目を残そうと、VIP待遇を続けてきた。 「今年2月の沖縄キャンプでは、石垣島から沖縄本島に佐々木が合流した途端にキャンプ地でのブルペン取材が全面禁止となりました。また、佐々木が休日返上で練習していた際も、球団は担当メディアに『映さないで』とNGを通達。ファンは写真や動画を撮り放題だったこともあって、現場では『佐々木は何サマなんだ!』と怒りの声が上がっていました。個人的には、佐々木本人というより佐々木に忖度して特別扱いする球団スタッフに問題があるとは思うのですが……」(現場を取材していたスポーツ紙記者) シーズン終盤となった今秋も、歴史は繰り返された。 「佐々木は10月12日、エスコンフィールド北海道で行われた日本ハムとのクライマックスシリーズファーストステージ初戦に登板しました。佐々木は圧巻の投球を見せ、9三振を奪いCS初白星を挙げた。この時は珍しく取材対応をしてくれたのですが、翌々日の第3戦でロッテが終戦を迎えた後、去就について質問しようとしていたマスコミの前に佐々木は現れなかったのです。 シーズンの最終戦には、どんなスターであろうと取材に応えるのが慣例なのですが……。どうやら、試合後はナインと別行動をとり、マスコミの前を通らず勝手に球場外へ出てしまったようです。メディア関係者は『朗希は神隠しにあったのか⁉』と冗談交じりに話していました」(球団関係者) 球団スタッフも、佐々木を御しきれていないのが現状だ。 「松本尚樹球団本部長は、朗希について質問が飛ぶと必ず、『彼の夢については今オフも話します』というコメントを繰り返すのみ。〝朗希専属広報〟とまで言われている球団広報スタッフも、最近では『ずっと朗希を見ていないのでなんとも……』としどろもどろになってしまうのです。佐々木を守るための方便なのかもしれませんが、知らぬ存ぜぬを貫かれてしまっているのが現状です。とある選手は『スターはワガママが通ってうらやましいなぁ。いつまで経っても朗希に対する特別扱いは続くだろうね』と呆れ顔でした」(前出・スポーツ紙記者) 佐々木とマスコミとの溝は以前にも増して深まるばかり。皆が応援できる形で夢に向かって旅立ってほしいものだが……。
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