「自分以外の誰かを思うことで自分自身も幸せに」高校生が人生の晴れ舞台 結婚式をプロデュース 商業科の授業 その名も「やっちゃえブライダル」
地域貢献につながるユニークな授業を取り入れている高校が駒ヶ根市にあります。 その名も「やっちゃえブライダル」。 高校生に密着しました。 【写真を見る】「自分以外の誰かを思うことで自分自身も幸せに」高校生が人生の晴れ舞台 結婚式をプロデュース 商業科の授業 その名も「やっちゃえブライダル」 「温かな拍手でお迎え下さい」 人生の晴れの舞台「結婚式」。 参列した家族・友人の笑顔。 新郎新婦が迎える最高の1日です。 高校生: 「いけいけ!」(写真撮影) 「シャンパングラスは、乾杯酒をいれるので…」 「笑顔で!頑張ります!」 「きゃー!!」 実はこの結婚式、プロデュースしているのは高校生なんです。 駒ヶ根市の赤穂高校。 商業科の3年生の教室ではユニーク授業があります。 それが… 生徒: 「やっちゃえブライダルです」 やっちゃえブライダルとは、商業科3年生の地域貢献につながる授業の1つ。 式を挙げる新郎新婦を募集し、本物の結婚式を企画・プロデュースしちゃおう!というもの。 これまで4回の結婚式を成功させています。 6年目を迎えたこの講座、今年は15人が参加。 今では「やっちゃえブライダル」を受講したくて赤穂高校に進学する生徒もいるそうで… 生徒: 「私はMCチームとして当日の司会進行を。ヘアメイクチームでは新郎新婦のお2人をサポート」 ほかにもプランニングや飲食など9つのセクションに分かれ、新郎新婦の要望を聞きます。 そして地元のブライダル企業から講師を招き、アドバイスを受けながら結婚式当日に向けて準備を進めていきます。 生徒: 「今回は【結】ウェデイングがテーマなので、来て下さる全員がつながれるような式にしたいなと思っています」 「頑張るぞー!おー!」 いよいよ結婚式当日。 まずは新郎新婦の撮影から! ヘアメイクチームは2人のケアを。 撮影チームは最高の1枚を撮影するため奔走します。 生徒: 「ふだんはスマホのカメラでしか撮ったことないですけど」 いよいよ結婚式がスタート! 生徒たちの募集に応えてくれた新郎新婦のジンさんとカオリさん。 挙式のあとは披露宴の準備。 会場スタッフからアドバイスを受けます。 会場スタッフ: 「席順というのが席次表持ってるよね?」 この授業、企業側にも人材確保につながるメリットがあり、地域貢献が実を結んできています。 卒業生: 「去年私もみんなと同じ立場でやってて、今年からみんなをサポートする側に回ったんですけど、その経験があったからこそ、自分たちが結婚式をプロデュースしたこの『おとのは』で働きたいという思いが芽生えたので、縁があって就職することができました」 「新郎新婦様がご入場いたします」 披露宴がスタート。 司会進行ももちろん高校生が担当。 司会: 「本日は気持ちの良い進行が出来るよう、常にニコニコ笑顔で行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」 キッチンでは飲食チームがウェディングケーキを仕上げます。 新郎新婦2人をイメージした人形は彼女たちの手作り。
「ウエディングケーキご入刀です」 さぁ披露宴はクライマックスへ! 新婦感謝の手紙: 「今までパパとママに…」 ジンさんとカオリさんの結婚式を無事プロデュースすることが出来ました! 司会: 「不慣れな点も多く…」 「やっちゃえブライダル」最後の仕事はゲストの皆さんへのお礼のご挨拶。 司会: 「ありがとうございました!」 生徒: 「自分以外の誰かを思うことで自分自身も幸せになれるっていうその気持ちを学ぶことが出来ました」
信越放送
【関連記事】
- 「こんな国に産んでごめんね…」「こんな腐った世の中を見せずにすんで良かった…」ともに我が子を事故で亡くした母親が残した言葉…親が調べて検察を動かし中3死亡事故は最高裁の判断へ、変わらない交通事故初動捜査の問題点
- 「極刑にしてほしい…」涙で声を震わせ妻の母親が証言「娘の苦しさを味わわせたい…」【現職県議の妻殺害事件】「本当に辛かった…なんでこんなことに、頭が真っ白に」娘を失った母が怒りの訴え
- 「子どもの数が増えて…」人口が増え続ける村…40年で人口が何と1.6倍に!給食センター新たに建設、保育園増改築…それにしてもナゼ増えている…?取材して分かった納得の理由
- 県幹部など招き「マツタケ狩り」過去には国会議員も参加…「ビニール袋に入れて持って帰ってもらった時も…」規格外品はお土産に、30年来にわたって村有林で…今後の実施は見送り
- 「結婚するつもりだよ、幸せにする自信がある…」SNSやり取り公開「結婚を迫られた…」元交際相手が証言「話を聞いてくれないとストーカーになりそうだ…」と一方的に…【現職県議の妻殺害事件】