ソウル半導体、フィリップスに特許訴訟勝訴
韓国の発光ダイオード(LED)専門企業「ソウル半導体」はフィリップスとの特許訴訟で勝訴したと26日、明らかにした。 ドイツ連邦特許裁判所は17日(現地時間)、フィリップス側がソウル半導体に対して起こした特許無効訴訟で、ソウル半導体が保有した「CRI 70」(色再現率70%)技術特許が有効だという結論を出した。CRI 70は家庭・車両用照明、バックライトなどに使われる技術だ。 これに伴い、フィリップスは流通会社コンラッド・エレクトロニック(Conrad Electronic)を通じて2017年3月から7年間CRI 70技術を適用して販売した製品を全量回収した後に破棄しなければならない。この命令に違反すれば1件当たり25万ドルの罰金が科される。 ソウル半導体側は「特定商品を指定したものではなく、特許技術を侵害したすべての製品に効力が発生するため、照明・自動車・電子など完成品市場に100兆ウォン(約10兆7000億円)以上の波及があるだろう」と話した。