「これ、春奈ちゃんだよね?」“同人ビデオ”に出演した20代女性が語る恐怖の実態
軽い判断が招く大きな代償
オトナのお店で働けば、基本的に完全歩合制システム。出勤しても必ず10万円手にできる保証はないと思えば、ビデオのように1回〇万円の確約は大きな安心材料だろう。 手軽さが人の判断力を惑わす一因、といっても過言ではない。特にお金に困っている人は切羽詰まると判断力が鈍りやすいため、後先考えずに足を踏み入れてしまう。
冷静な判断で自衛を
適正ビデオも出演すれば立派なデジタルタトゥーだが、同人よりもルールが定められているので、トラブルが起きた際の対処はしやすい。反対に同人は“公式”ではないので、ルールも何もかもが曖昧なグレーゾーン。よからぬ事態が発生しても、未解決のままで終わってしまうことが多い。 同人ビデオの世界からはバッシングを受ける発言だが、筆者としては出ない方がいいと思ってる。いくら即金10万円だったとしても一生食べていける額には程遠く、身バレ、病気、運営者によるセクハラ、無断の二次使用などデメリットが多すぎるからだ。 被害に遭わないためにはまず、目先のお金ばかり追わないことが重要なポイントとなる。そして契約書が用意されても油断してはならない。運営者に都合の良いことばかりが記載されている場合も多いため、誘いを受けたら冷静に「これは本当に大丈夫なのか?」と慎重に考える必要がある。 「誰かが紹介したから大丈夫」「契約書もあるし、しっかりしてそう」という甘い考えはNG。出演を検討する女性は今一度考え直してほしい。 文/たかなし亜妖 ―[元セクシー女優のよもやま話]― 【たかなし亜妖】 元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
日刊SPA!