タクシー代を「クレジットカードで払う」と伝えたら、露骨に嫌な顔をされました。運転手の人の給料が減るなど、なにか困るような理由があるのでしょうか…?
終電を逃した時や急いでいる時など、タクシーを使うと便利ですよね。しかしタクシーから降りる際に「クレジットカードで支払う」と伝えたところ、露骨に嫌な顔をされたり断られたりした経験がある人もいるかもしれません。 本記事では、タクシー利用時のクレジットカード決済が嫌がられる理由や対処法について解説します。
タクシーでクレジットカードが嫌がられる理由
「クレジットカード対応」のタクシーに乗車しても、いざクレジットカードで支払いをしようとした時に嫌がられることがあるかもしれません。クレジットカード決済が敬遠される理由として、次のようなものが考えられます。
運転手の給料が減額される
クレジットカードで決済されると、決済手数料をカード会社に支払わなければいけません。タクシー会社によっては、決済手数料の全額または一部を運転手の給料から徴収する場合があります。 つまり運転手にとっては、クレジットカードで支払われると自身の給与が減ってしまうということになります。同じ距離を走ったのであれば、手取りが減るクレジットカード決済よりも、現金で支払ってほしいと思うのは当然といえるでしょう。 ■運転手が決済操作に不慣れ クレジットカードでの決済では専用の通信端末が用いられます。運転手が通信端末の操作に慣れていない場合、クレジットカード決済が手間で嫌がることも考えられます。 特に高齢の運転手には機械の操作が苦手という人もいるでしょう。「不慣れな物を扱いたくない」「手順を確認しながら操作するのが面倒」といった理由が、クレジットカード決済を敬遠する理由の1つといえます。 ■現金決済よりも時間がかかる 決済端末の操作に不慣れだったり、停車した場所の電波状況が悪かったりという理由で、クレジットカード決済の方が現金決済よりも時間がかかることもあります。タクシーを停車した場所が混雑していれば、長く停車しているほど周囲の車に迷惑がかかってしまいます。 スピーディーに精算したいと考える運転手にとっては、時間のかかるクレジットカード決済はなるべく控えてほしいものでしょう。