重体で治療中の4歳男児が水難事故から約40日後に死亡 海水浴場で鳥型の浮き具から海に転落し沖に流される 死亡原因は低酸素脳症 福岡市東区志賀島
7月30日に福岡市東区志賀島の海水浴場で4歳の男の子と女の子が乗っていた鳥型の浮き具から海に落ちて沖に流された水難事故で、意識不明の重体となっていた4歳の男の子が死亡しました。
この水難事故は、7月30日午後3時すぎ、福岡市東区志賀島に海水浴に来ていた福岡市西区に住む4歳の井上照也ちゃんと4歳の女の子が乗っていた鳥型の浮き具から海に落ちて沖に流されたものです。 警察によりますと照也ちゃん(4)と女の子(4)は、同じ浮き具に乗っていて、1人が海に落ちた後、バランスを崩したもう1人も海に落ちたとみられています。 海水浴に一緒に来ていた成人の女性が別の浮き輪を持って助けに行き、照也ちゃんと女の子を抱きかかえていたところ、漁船が救助に駆けつけたということです。 照也ちゃんと女の子は、ともにライフジャケットを着用していませんでした。 救助された2人の子供のうち、女の子(4)は、意識があり、命に別状はありませんでしたが、溺れて水を飲んだとみられる照也ちゃん(4)は、意識不明の重体となり、福岡市内の病院で治療が続けられていました。 警察によりますと、照也ちゃんは、9日正午に死亡が確認されたということです。 死亡の原因は、海で溺れたことによる低酸素脳症でした。