おむすび専門キッチンカー「鶴めぐる」 常磐ものを使ったメニューを開発 福島県相馬市
相馬双葉漁協原釜地区青壮年部は23日、福島県相馬市の相馬双葉漁協原釜荷捌(さば)き施設で県産水産物「常磐もの」のPRイベントを開く。おむすび専門キッチンカー「鶴めぐる」の協力を得て、常磐ものの食材を使ったおむすびを試食提供する。 常磐ものの魅力発信や東京電力福島第1原発事故による風評の払拭(ふっしょく)につなげようと企画した。 鶴めぐるの佐藤和馬オーナーは、相馬産のサワラとヒラメを使った2種類のおむすびを考案した。「鰆のトトみそにぎり」は魚を使ったみそ「トトみそ」でサワラを和え、食欲をそそるコクのある味付けにした。「平目ときのこのバターにぎり」はヒラメとキノコを炒め、バターでまろやかな味わいに仕上げた。 青壮年部の斎藤智英部長らは18日、「鶴めぐる」が運営する福島市の居酒屋「握飯と旬彩佳肴やまと」を訪れ、おむすびを試食した。斎藤部長は「どちらのおむすびも食材の味が引き出されていておいしい。来場者が増えるきっかけになってほしい」と話した。
イベントは入場無料。午前9時から午後2時30分まで。水産物の販売や魚のつかみ捕りなども予定している。