22Kローズゴールド製のマイクロローターが輝く新型エスカルが登場
察しの良い人であれば気づいたかもしれないが、実は今回の新世代「エスカル」は、ここに取り上げたオーセンティックな3針モデルが発表される少し前に、伝統技巧を凝らしたハイウオッチとして登場していた。かつては、特別な機構を搭載するコレクションだった「エスカル」は、これからもルイ・ヴィトンのサヴォアフェールが発揮されるキャンバスとなるに違いない。だとすれば、いずれ「トランク」のようにビスポークにも対応する可能性もあるだろう。夢は膨らむばかりだ。
メゾンを象徴する意匠を大胆かつ繊細に表現
搭載するのはル・セルクル・デ・オルロジェと共同開発したCal.LFT023。マイクロローターは22KRG製。シースルーバックの縁にはシリアルナンバーが刻まれたプレートが付く。インデックスの取り付けはゴールドのスタッズを含め、すべて手作業だ。
基本形はローズゴールドケースのブルーとグレーの2色。モノグラム・キャンバスを模した文字盤センターのシボ加工の風合いも、色の違いで異なった印象に。メテオライト(=隕石)文字盤などの特別版もあり、今後の展開にも期待が持てる。
ルイ・ヴィトン「エスカル オトマティック ローズゴールド グレー」
Ref.W3PG11 414万7000円 スペック:自動巻き(Cal.LFT023)、毎時2万8800振動、50時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、カーフレザーストラップ。サファイアクリスタル風防(反射防止加工)。直径39mm、厚さ10.34mm。5気圧防水。 ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/WATCHNAVI編集部