『ANN』統括P冨山雄一氏、初の書籍『今、ラジオ全盛期』出版 佐久間Pが推薦コメント「奇跡の一部始終を描いたドキュメント」
放送開始58年目を迎えた深夜ラジオの代名詞『オールナイトニッポン』の統括プロデューサーを務める、ニッポン放送の冨山雄一氏が、来年1月31日に初の書籍『今、ラジオ全盛期。 静かな熱狂を生むコンテンツ戦略』(クロスメディア・パブリッシング)を発売する。 【画像】ANNはどうやってV字回復?20年の軌跡を振り返る 同書は、オールナイトニッポンがV字回復を果たした20年間の軌跡を振り返りながら、ラジオならではの「静かな熱狂」を生むコンテンツ戦略について解説。2025年に放送開始100年を迎える日本のラジオ業界が、時代の波を乗り越えながらどのように変化し、進化を遂げてきたのかをひも解いていく。 同書では「なぜラジオのイベントに16万人が集まったのか?」をプロローグに、Chapter1ではラジオは風前の灯火だったという2000年代の「衰退」、Chapter2では、「東日本大震災」でラジオの存在価値は変わったという2010年代前半の「転機」、Chapter3では「SNS」と「イベント」がラジオを身近な存在にしたという2010年代後半の「復活」、そしてChapter4では「コロナ禍」の逆境がラジオを強くしたという2020年代の「全盛」まで、オールナイトニッポンが向き合ってきた20年の歩みが余すことなく明らかにされている。 ■冨山雄一氏 2004年から放送業界に入り、20年に渡ってラジオに関わってきました。この本では、この20年で「オールナイトニッポン」を取り巻く環境がどのように変化してきたのかをその目撃者として綴っています。劇的な展開はありませんがパーソナリティと番組スタッフ、そしてリスナーの皆さんが少しずつ積み上げてきた歴史です。ラジオを「ながら聴き」をするときのような気楽さで読んでもらえればありがたいです。 ■佐久間宣行推薦コメント メディアそのものが変革する時代にラジオは絶望から目をそらさず「熱狂」という希望を見つけたこれは、その奇跡の一部始終を描いたドキュメントだ。「ラジオにはできない」を「ラジオにしかできない」に変えてきたのはいつだってリスナーと作り手の熱だった。この本を読んで、またラジオが好きになった。 【冨山雄一(とみやま・ゆういち)】 ニッポン放送のオールナイトニッポン統括プロデューサー1982年1月28日生まれ、東京都墨田区出身。法政大学卒業後、2004年NHKに入局、2007年ニッポン放送へ。「オールナイトニッポン」では岡野昭仁、小栗旬、AKB48、山下健二郎などでディレクターを担当。イベント部門を経て、2018年4月から「オールナイトニッポン」のプロデューサーを務めている。現在は、コンテンツプロデュースルームのルーム長としてニッポン放送の番組制作を統括している。