「輪軸」不正で鉄道事業者に対策要請
「輪軸」不正で鉄道事業者に対策要請
鉄道の車輪と車軸を組み合わせる「輪軸」の組み立て作業で、基準を超える圧力をかけたにも関わらず記録簿を改ざんする不正が全国で相次いだことをめぐり、国土交通省は19日、鉄道事業者に求める対策をとりまとめました。 対策では、組み立て作業を行う担当とは別の部署や外部機関が記録をチェックするなど監査体制を整えるよう求めます。 また、各社でばらつきがあった組み立て時の圧力の基準について、JIS=日本産業規格の基準の上下10%以内であれば、安全に問題がないとするなど基準を明示しました。 10%を超えた場合は、波形に異常がないなどの条件をすべて満たす場合は使用できるとしています。 国交省は、とりまとめた対策について、全国の鉄道事業者やメーカーに対して通達を行いました。