【内田也哉子さんインタビュー】本木雅弘さんとの夫婦や家族の在り方
内田也哉子の活動の現場から
文章家としてはもちろん、ナレーションや作詞の仕事でも活躍する也哉子さん。その出演作、著書、作品の一部を紹介する。
■アートに出会い、アートを伝える。ナレーションが新しいライフワークに 既存の美術や流行、教育などに左右されず、誰にもまねできない作品を創作しつづけるアーティストたちを紹介する番組『no art, no life』。この番組開始時からナレーションを務めている。 「作品が生まれる瞬間、作家さんのたたずまいとか生き様が伝わってくるのですが、それがかわいらしい人もいればすごみのある人もいて。映像美と音楽の調和も見事で、見たあとにせつなさと希望がわいてくる5分間です。ブースにこもり、ひとりで声を吹き込んでいくのは私の至福の時間です」。 NHK Eテレ『no art, no life』は毎週日曜、午前8時55分~の5分間番組
■5年間の対話の集大成。エッセー『BLANK PAGE 空っぽを満たす旅』を刊行 ’18年12月から5年にわたり季刊誌『週刊文春 WOMAN』に掲載された連載をまとめたエッセー集。谷川俊太郎、小泉今日子、中野信子、養老孟司、鏡リュウジ、坂本龍一、桐島かれん、石内都、ヤマザキマリ、是枝裕和、窪島誠一郎、伊藤比呂美、横尾忠則、マツコ・デラックス、シャルロット・ゲンズブールの15人との対話がコラージュのようにつづられている。カバー絵は也哉子さんが、本文イラストは次男の玄兎さんが作画したもの。 文藝春秋 ¥1,760
■もうひとつの言葉を紡ぐ仕事、作詞家としての顔も NHKのアニメ『オチビサン』(安野モヨコ原作)の主題歌『ロマンティーク』を作曲した森山直太朗さんに頼まれ、作詞を担った。スキャットのようなフランス語のモノローグ部分では、也哉子さんも声で参加した(上の写真は『ロマンティーク』のMV撮影風景)。『オチビサン』は、鎌倉のどこかにある小さな町“豆粒町”を舞台とした、主人公のオチビサンと仲間たちの物語。夏は蝉とり、秋は落ち葉で焼きいもと、四季折々のどこか懐かしい日本の原風景を、オチビサンの目線を通して描いている。