日本初「キャラクター」この先バズるのは何? おぱんちゅうさぎ、んぽちゃむ、ちいかわ、そして…
■令和の代表格「おぱんちゅうさぎ」「ちいかわ」 令和に入ってからの新しいキャラクターの代表格は「おぱんちゅうさぎ」でしょう。鮮やかなピンクのうさぎで、大きな目は常にうるうるの涙目。頭に水色のリボンをしており、白くて大きなカボチャパンツをはいたキャラクターです。 このキャラクターはイラストレーターの可哀想に! が2022年1月にTwitter(現X)とInstagramで発表し、イラストや短編漫画、ショート動画を配信したところ、「頑張っているのになかなか報われないけれど、ひたむきで純粋、残念だけど“不憫かわいい”」とZ世代の女子から圧倒的な支持を獲得しました。
グッズ、書籍のみならず、企業とのコラボや池袋PARCOで開催された「おぱんちゅうさぎ展」(2023年)は前売り券が完売するほどの人気を博します。このイベントは、大阪、福岡、広島、仙台、札幌、沖縄など全国を巡回したほどのブームとなったのです。一時期の白熱したブームは少し落ち着きましたが、現在でもZ世代の女子がLINEを使うときには、おぱんちゅうさぎのLINEスタンプをよく使うそうです。 おぱんちゅうさぎと同じ作者・可哀想に! が2022年3月から手がける「んぽちゃむ」のほうが、最近は人気があるかもしれません。
んぽちゃむは頭には水色の花、手には水色の手袋をはめ、白くてふわふわした雲のようなフォルムが特徴。ヨーグルトの妖精という設定です。 YouTubeでは、んぽちゃむがさまざまなことに挑戦するも、いつも失敗をして、親友のきみまろ(黄色いひよこモチーフ? )が助けてくれるというさまざまなショート動画が見られます。んぽちゃむのダメなところに対して、「ったく、しょうがねぇなぁ」と助けてくれるきみまろを、Z世代の女子は「こんな彼氏ほしい!」と推し活の対象としているようです。んぽちゃむのセリフの語尾はいつも「~~ちゃむ」なのですが、その「~~ちゃむ」という言い方を仲間内で真似しているというZ世代の女子も多いようです。