【制限速度は350km/h!】マクラーレン史上最速モデルW1が日本初お披露目!
マイケル・ライターズCEO本領発揮
マクラーレン・オートモーティブCEOのマイケル・ライターズ氏はプレスリリースの中で、「まさにW1は、マクラーレンにしか生み出せない究極のスーパーカーです」と語っているのだが、2022年に就任した彼らしい作品ではないかと、個人的には思っている。 というのも前職はフェラーリで、296やプロサングエ開発の立役者になった人物。そんな技術畑出身の彼が率いたことで、より『レース企業らしい作品になった』と思えてならない。技術者として純粋に『こういうスポーツカーを作りたい』という視点が明確になり、まさにライターズ氏の本領発揮といえるのだ。 そういった作り手の思い入れが強いことは、例えば、バッテリー容量1384kWh、EV航続距離2kmという数字に現れている。市場を考えればそのあたりのスペックも充実させたいところだが、そこはパフォーマンス重視と割り切ったということだろう。 世界399台限定生産となり、発表時点で既に完売。日本の割り当ては公表されていないが、アジア・パシフィック地域、特に日本での販売は好調とされるから、相当な台数が日本でも納車されるかもしれない。せめて助手席くらいには乗れれば……と、そのパフォーマンスに今から期待している。
平井大介(執筆/撮影/編集)