【ランキング】大学の入学祝い、なにを送った? 1位は定番「文房具」、2位は意外な商品
一人暮らしで役立つ「お米」も
1位の筆記具、2位のリップを含め、「名入れ」ができるものが人気のようです。 「最近の傾向として、パーソナライズされた商品に人気が集まっています。名入れは対面の店舗でも行っていますが、できあがりまでに時間がかかることが多い。ネットでは、購入する方が入力するデータを使って短期間で制作・発送ができます」 ランキング4位は「グルメ」、5位は「お米」です。 「グルメ」の売れ筋は鯛やエビ、ウナギなどが入った高級お茶漬けセット、「お米」では魚沼産コシヒカリやつや姫など、お米のブランド16種をそれぞれ2合パックにしたギフトが人気です。 「一人暮らしを始めるお子さんに向けてのギフトではないでしょうか。昔であればお米一升をドーンと送ったでしょうが、今はこうした形で売られているものがたくさんあります。日常的な商品をギフト専用に仕立てることで付加価値をつけることを私たちは『ギフタイゼーション』と呼んでいますが、受け取る側にとっても驚きと感動が増します」 今日はどのお米を食べようかと、ご飯作りが楽しくなりそうなものや、手軽に食べられるお茶漬けなどのグルメギフトは、新生活にぴったりでしょう。
「体験型ギフト」も人気
9位のカタログギフトは、あらゆるお祝いに贈られる定番商品です。受け取る側がカタログの中から、自分で好きなものを選ぶことができます。食事券のほか、エステやクルージング、乗馬体験や温泉の宿泊チケットなど、体験型のギフトが入っている点が人気と考えられます。 「祖父母がお孫さんにプレゼントされるケースも多いのではないかと想像しています。親戚など関係が近い場合は、大学祝いを現金で渡すことも多いと思いますが、『現金ではなく別のもので』と考える方が選んでいるようです」 なお、購入金額は「5000~1万円が平均」ということです。 「『親戚だからこのくらいの金額のもの』というよりは、『おめでとう』のメッセージをどのような形でのせるかに価値を見いだしている人が多いように思います」 大学の入学祝いを贈る機会は、自分の子どもを含めて、そう多くはありません。贈る相手の顔を想像しながら、あれこれ選ぶ。そんなひとときを楽しむのも、いいかもしれません。
朝日新聞Thinkキャンパス