「たぶん“パリパリチキン女”って呼ばれてる(笑)」人気女子レスラー・安納サオリの“意外すぎる私生活”とは? 結婚観も初告白《特別グラビア》
「もし9年前、プロレスに出逢えなかったら…」
インタビューは有楽町の昭和的な喫茶店で、まったりとした雰囲気で進んでいった。安納は“理想の自分”についても語った。 「私がお客さんだったとしたら、理想は『単純に格好いい安納サオリ』であってほしい。格好いいってすごく難しいんですけど、格好よくありたいと思っている。そう意識しているし、自分は格好いいと信じている。うん、リングでの私は格好いいですよ。相手しか見ていないですからね。入場の一歩目は、自分対お客さん。リングに上がったら、相手しか見ていない」 リング上の安納が格好よく見える理由の一端がわかった気がした。 「プロレスラーにならなかったら? 想像もしたくないくらい怖い。もし9年前、プロレスに出逢えなかったら、プロレスをやってなかったら……。舞台女優を目指していたかもしれない。結婚もしていたかもしれないけれど、今の私は絶対ないですね」 プロレスラーの道を選んだことで、手放したものもあったのかもしれない。だが、自身の選択に後悔はまったくないようだ。 「プロレスラーになってよかった。汗もかくし、体は痛い。でも、プロレスラーの安納サオリを広めたい。みんなに知ってもらいたい。もともと、体は柔らかいんですよ。フィッシャーマン(スープレックス)はデビューの時から使っている。ブリッジを褒められて、『この技どう? 』って当時のコーチに言われて。後ろに投げるでしょう。『人間が何でこっちに行くんだろう? 』と不思議でした。最初からブリッジは私の武器です」 安納は6月22日、国立代々木競技場第二体育館でセンダイガールズプロレスリングの岩田美香を迎え討つ。今回もリングの上にはきっと、「単純に格好いい安納サオリ」がいるのだろう。
(「プロレス写真記者の眼」原悦生 = 文)
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