前園真聖さんに「サイクルアンバサダー」委嘱 徳島県鳴門市、自転車コースや観光地のPR期待
鳴門市は3日、元サッカー日本代表でスポーツジャーナリストの前園真聖(まさきよ)さん(51)に「ナルトサイクルアンバサダー」を委嘱した。2027年度完成予定の大鳴門橋自転車道で誘客を図るため、前園さんの交流サイト(SNS)などで市内の自転車コースや観光スポットをPRしてもらう。 元ロッテ里崎智也氏「移住交流PR大使」に 出身地の鳴門市が委嘱 前園さんは鹿児島県出身。1996年アトランタ五輪サッカー男子では主将として1次リーグ初戦でブラジルを破る「マイアミの奇跡」を演じた。2017年から四国各地を自転車で巡って紹介するNHKの番組に出演していることから市が依頼した。 この日、大毛海岸沿いを自転車で走るイベント「みんなでチャリンコ2024」に合わせ、鳴門ウチノ海総合公園で委嘱式を行った。泉理彦市長から委嘱状を受け取った前園さんは「鳴門の名所を探してオリジナルのロードマップを作り、県外の人などに広く発信していきたい」と話した。 イベントは昨年に続き2回目。6~84歳の男女約200人が、前園さんと約12キロのコースを巡った後、交流イベントに参加した。 聴覚障害があり、手話通訳者と参加した同市大津町の松田さよ子さん(64)は「眺めを楽しみながら走って気持ちよかった。最高の気分」と満足そうだった。