錦織一清「パパイヤ鈴木とは高校時代からの仲良し。アラ還、独身、イケオジは、ご飯を2合炊いてラップしてます!」
◆グループ時代とはテーマが変わった 「9月後半ぐらいからライブの準備をしたり、アルバムやツアーのプロモーションで地方のテレビ局やラジオ局などにも伺ったりして、あぁ、昔みたいだな~って思いながら楽しめています。パパイヤが、このライブをやることを殊の外、喜んでくれていて、今年5月の僕の誕生日を記念して開いたディナーショーの動画を常に持ち歩いて、色んな人に見せてくれてもいます」と語る錦織さん。 話を聞けば聞くほど、パパイヤさんがニッキさんのダンスの大ファンであり、少年隊時代のファンの皆さんに「リズムのとり方からステップの踏み方まで、ニッキは、“こっちの人”」と言っているのが印象的でした。“こっち”について錦織さんに解説してもらいましょう。 「こっちが良くて、そっちが良くないとか、そういう話ではないんです。グループ時代は、ショーとして見せる形でしたから、アーティストとお客さんとの間に“距離感”はあったと思うんです。でも今は、パーティー形式で一緒に楽しんでもらうことをテーマにしています。レースに例えると……ってマッチさん(近藤真彦さん)みたいだけど(笑)、コース取りしたレーシングカーを観覧席で見るのではなく、街をみんなでドライブしているカンジと言えばわかりやすいかな。それもツーシーターのクルマ……、あ、それじゃあパパイヤと僕だけになっちゃうか(笑)。3人乗りのクルマで、お客さんと僕とパパイヤとで街に繰り出すイメージですね」
◆今は好きなことが出来てしなやかに パパイヤさんやサポートのミュージシャンの皆さんと曲作りをしたり、ステージを作ったりしている今の気分は、昔とどのように違うのかを錦織さんに訪ねると…。 「もしかすると僕には、こちらのほうが似合っているのかもしれませんね。マストのものが拭いされたので、気持ちもすごくラクです。 そのあたりの僕の気持ちが、ファンの皆さんには比較的早く伝わったみたいで、ディナーショーで踊れるフロアを作ったら、皆さん、一緒に踊ってくれたんです。もしかすると、心配したり戸惑ったりしていたのは実はこっちのほうで、逆にファンの人たちから新しさを見せてもらったような気がしています。 正直、忙しくなりましたし、好きなことがやれるようになりました。面白いもので、そうなると、自分自身、しなやかになれるっていうか、柔軟性も出てきましたね。最高なのは、会いたくない人に会わなくて良くなったこと(笑)。組織やグループにいたら、そういうワケにはいきませんからね。僕は昔から、けっこうワガママは聞いてもらっていたほうでしたけれど……、精神衛生上、いまは最高ですね」