クリスチャン・リゾー『D’après une histoire vraie-本当にあった話から』まもなく京都で日本初演
クリスチャン・リゾー『D’après une histoire vraie-本当にあった話から』の日本初演が、2024年10月12日(土)・13日(日) に京都・京都芸術劇場 春秋座、10月19日(土)・20日(日) に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで上演される。 【全ての写真】ヨーロッパのコンテンポラリーダンス界の重鎮であるクリスチャン・リゾー 本公演は、京都と埼玉で開催するダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル フェスティバルの一環として上演。『D’après une histoire vraie-本当にあった話から』は、ヨーロッパのコンテンポラリーダンス界の重鎮であるクリスチャン・リゾーの代表作で、彼がイスタンブールで男性の踊り手たちによるダンスを目撃し、鮮烈な印象を抱いたことから創作された作品だ。 アヴィニヨン演劇祭(2013年、フランス)の始まりを彩り、毎晩スタンドを歓喜の渦に巻き込んだ民族舞踊とコンテンポラリーダンスを融合させた力強いハイブリッドダンスが見どころ。足を踏み鳴らす、手を挙げる、回旋する、といった地中海沿岸の伝統的な踊りをルーツにする民間伝承的な型が、コンテンポラリーな動きと混ぜ合わされ、「伝統的」と「現代的」というカテゴリーにとらわれない形式として、リゾーがトルコで見た光景のエネルギーが舞台化。足で床を叩き、両腕を天に掲げ、骨盤をうねらせ、体を回転させながら、男らしさ、儚さ、連帯感を特徴とする躍動的なダンスのパターン、明確な構成のリズムでの鼓動、フォークロアとトライバル・ロックのはざまで打ち鳴らされるふたつのドラムが、観る者の心を楽しく揺さぶるであろう。 なお京都公演は『KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2024』のプログラムのひとつとしてラインアップされている。『KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2024』は今年で15周年を迎える京都発の舞台芸術祭で、これまで国内外の先鋭的なアーティストを迎え、演劇やダンス、音楽、美術などのジャンルを越境した、いま注目すべき舞台作品が紹介されてきた。「EXPERIMENT(エクスペリメント)=実験」的な舞台芸術を創造・発信し、芸術表現と社会を、新しい形の対話でつなぐことを目指し、今年も10月5日(土) から10月27日(日) まで京都市内各所で開催される。 <公演情報> クリスチャン・リゾー『D’après une histoire vraie-本当にあった話から』 【京都公演】 日程:2024年10月12日(土)・13日(日) 会場:京都芸術劇場 春秋座 【埼玉公演】 日程:2024年10月19日(土)・20日(日) 会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール