【MLB】タイガースが左腕スクーバルとの調停回避 1015万ドルで合意 昨季投手三冠でサイ・ヤング賞
日本時間1月10日、MLBは各球団が年俸調停権を持つ選手と希望額を提示し合う期限を迎えた。タイガースは年俸調停権を持つ全選手と合意し、無事に年俸調停を回避。昨季投手三冠を獲得してサイ・ヤング賞に輝いたタリック・スクーバルとは1015万ドルで合意した。スクーバルは今季が年俸調停権を取得して2年目のシーズンとなり、昨季の年俸は265万ドルだったが、サイ・ヤング賞に輝いた昨季の活躍もあり、750万ドルの大幅昇給を勝ち取った。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在28歳のスクーバルは2023年シーズン後半戦の好投もあり、昨季は開幕前からサイ・ヤング賞候補の1人に挙げられていた。メジャー5年目のシーズンとなった昨季は31試合に先発して自己最多の192イニングを投げ、18勝4敗、防御率2.39、228奪三振をマーク。勝利・防御率・奪三振の投手三冠を獲得し、満票でア・リーグのサイ・ヤング賞に選出された。 スクーバルは今季が年俸調停権を取得して2年目のシーズンで、来季終了後にFAとなる。今後タイガースは契約延長を目指すと思われるが、契約延長に向けた交渉が不調に終わり、なおかつチームが低迷してしまった場合は、スクーバルがFAになるまでにトレードでの放出を画策する可能性もある。昨夏にもトレードの可能性が取り沙汰されたが、契約延長による長期契約が実現しない限り、トレードの噂が完全に消えることはないだろう。 なお、タイガースはスクーバルのほか、ケーシー・マイズ(234万ドル)、ジェイク・ロジャース(264万ドル)、ウィル・ベスト(140万ドル)、ジェイソン・フォーリー(315万ドル)、マット・ビアーリング(300万5000ドル)、ボー・ブリスキー(102万5000ドル)とも合意。昨年11月の時点で合意していたザック・マキンストリー(165万ドル)、アンディ・イバニェス(140万ドル)と合わせ、年俸調停権を持つ全9選手との契約更改が完了した。