「自分の力不足」市立船橋の絶対的エース郡司璃来、プロの舞台での活躍誓う!先輩・鈴木唯人と比較し…「エスパで同じぐらい活躍しなければいけない」【選手権】
青森山田にPK戦で敗れる
[高校選手権 準決勝]青森山田(青森)1(4PK2)1 市立船橋(千葉)/1月6日/国立 【厳選ショット】PK 戦にもつれ込んだ強豪対決は鈴木将永の2セーブで青森山田に軍配!|選手権準決勝 市立船橋1(PK 2-4)1青森山田 1月6日に国立競技場で選手権の準決勝が開催され、12年ぶりに4強入りを果たした市立船橋は、2大会ぶりの決勝進出を狙う青森山田と対戦。1-1のままPK戦に突入し、2-4で敗れた。 今大会ここまで4試合で5ゴールを奪い、得点ランキングでトップに立つ市立船橋の郡司璃来。青森山田戦ではボックス手前からの思い切ったボレーや巧みな反転からのミドルなど果敢にゴールを狙うも、最後まで得点は奪えなかった。 市立船橋の絶対的エースは「自分の力不足でチームを勝たせられなかった。残念な気持ちでいっぱいです」と唇を噛んだ。 「(久保原)心優が同点ゴールを決めてくれて、あとは自分が仕事をしなければいけないという思いはありました。今日はボールを持てなかったですし、得意なプレーも出せなかった。もっと前半から裏抜けをしていれば、一瞬のスピードで上回れたと思います」 PK戦では5番目にキッカーを務める予定だったが、自身の順番が来る前に勝負はついてしまった。 「非常に悔しいですが、でもこれでずっと下を向いているわけにもいかないですし、プロの舞台に向けてしっかりと準備したいです」と前を向いた10番は、「(選手権は)楽しかったです。市船に入って良かった」と胸を張った。 卒業後は、清水エスパルスでプロキャリアをスタートさせる。かつて市立船橋で10番を背負ったU-22日本代表の鈴木唯人と同じ道を歩むが、「尊敬の気持ちを持ちながら、エスパルスでも(鈴木と)同じぐらい活躍しなければいけないなと思います」と新たなステージでの活躍を誓った。 取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)