【選挙コンサル解説】PR会社代表の「承認欲求」か それとも斎藤知事の口頭契約に問題か 食い違う知事とPR会社の主張 「独りぼっち」と失職の日にTEL 勝率9割「選挙の神様」が解説
PR会社社長の"広報全般を任せていただいた"投稿が波紋
一方で、PR会社代表がインターネットに投稿した内容は斎藤知事側の主張と食い違っています。担った内容は 1.プロフィール撮影 2.コピー・メインビジュアルの一新 3.SNSアカウントを立ち上げ 4.ポスターチラシ選挙公報、公約スライドの制作 5.SNS運用(4つのアカウントを管理・監修していた) 他にも「コンテンツ企画」「文章フォーマット設計」など゛広報全般を任せていただいた"と投稿しました。 この文言では、ポスター制作のみとはいえません。 また、SNS運用について"少数精鋭のチームで協力しながら運用""東京の大手代理店ではなく兵庫県にある会社が手がけたということもアピールしておきたい"と投稿。これに25日、斎藤知事はこのPR会社代表は゛ボランティアとして個人で参加されたと認識している"と話しました。 "個人"と"少数精鋭のチーム"は相反する表現にみえます。 この点について藤川さんは「選挙コンサルタントはSNSの知識をそれほど持ってるわけではない。石丸陣営のときも、自主的にボランティアリーダーが生まれて、みんながインフルエンサーになって拡散をしていた。斎藤氏の選挙でのSNSの活用も1人の戦略だとは思えない。今回のPR会社の社長も、自社の成果を承認欲求があって分かってもらおうとして投稿していたという気がした」と分析しました。
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