フランシス・フォード・コッポラ、AFI生涯功労賞受賞決定
2025年4月26日にハリウッドのドルビー・シアターで開催される第50回AFI生涯功労賞を、フランシス・フォード・コッポラが受賞することが決まった。授賞式時、彼は86歳である。 フランシス・フォード・コッポラ、AFI生涯功労賞受賞決定 トリビュートの模様はTNTで放映され、ターナー・クラシック・ムービーズでもアンコール放映される。収益金はすべて、AFIの教育および芸術活動を支援する。 AFI生涯功労賞は、「その才能が映画芸術を根本的に発展させ、その功績が学者、批評家、同業者、一般大衆に認められ、その作品が時の試練に耐えた」栄誉ある人物に贈られる。 「フランシス・フォード・コッポラは比類なき芸術家であり、アメリカ映画の規範となる作品を創り出した。また彼の芸術性と独立精神は、何世代もの映画作家にインスピレーションを与えてきた」とAFI理事会のキャスリーン・ケネディ会長は述べた。 コッポラ監督の最新作『メガロポリス』は、公開されるや否や観客動員数に苦戦。1億2,000万ドルの予算をかけたにも関わらず、1,250万ドルの世界興収という記録にとどまった。 『ゴッドファーザー』、『ゴッドファーザーPART II』、『アポカリプス・ナウ』など、象徴的な作品を手掛けてきたコッポラ。自身の経歴にとどまらないアメリカ映画への貢献のおかげで、この賞が彼に贈られたことは間違いない。 コッポラとジョージ・ルーカスが設立したアメリカン・ゾエトロープは、数え切れないほど多くのクリエイターたちのキャリアを刺激してきた。6度のオスカー受賞歴を持つコッポラの経歴には、『パットン大戦車軍団』、『アメリカン・グラフィティ』、『カンバセーション…盗聴…』、『アウトサイダー』、『ワン・フロム・ザ・ハート』、『ランブルフィッシュ』、『ペギー・スーの結婚』、『ドラキュラ』、『ジャック』、『レインメーカー』などがある。 AFI生涯功労賞の過去の受賞者リストを見ると、ハリウッドの有名人がずらりと並ぶ。最近の受賞者には、ニコール・キッドマン、ジュリー・アンドリュース、デンゼル・ワシントン、ジョージ・クルーニー、ダイアン・キートンなどがいる。 ※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果