【”森保ジャパン”の3バックはなぜいきなり機能したのか。左の中村敬斗を生かすメカニズム(1)】”左右非対称”のウイングバックがもたらした先制弾……理想的な攻撃が実る
森保一監督が率いる日本代表はアウェーでミャンマーに5-0と大勝を飾り、二次予選の首位突破を確定させた。この試合でお披露目となった3ー4ー2ー1も”第二期・森保ジャパン”で初めて本格的にトライした中で、今後に向けて期待の持てる機能性を見せた。 ■【動画】堂安律の得点場面から読み取れるチームの狙い……菅原由勢の動きなども10番を生かす■ このシステムに決定的な強みを加えたのは左ウイングバックで起用されて、2得点を決めた中村敬斗であることは誰の目にも明らかだろう。ただ、彼を生かすためのオーガナイズを抜きに語ることはできない。 3バックと言っても戦術的なコンセプトは選手の配置や立ち位置の取り方で異なる。森保監督は5バックで引いて守ると想定されるミャンマーに対して、カタールW杯ドイツ戦の後半に実行した攻撃的な3バックを想定していることを試合前に明かしていた。あの試合では右に伊東純也、左に三笘薫という”森保ジャパン”が誇る両翼を左右のウイングバックに配置して、高い位置からのボール奪取とサイドから積極的に仕掛ける姿勢が功を奏し、逆転勝利に結びついた。 ミャンマー戦も確かに左右ウイングバックが高めのポジションを取ることは多かったが、やはり左の中村がほぼウイングのような高さで左外に張り出し、右サイドの菅原由勢はサイドバックに近いポジションを取りながら、ボランチの守田英正やセンターバックの橋岡大樹とボールを回し、たまにタイミングを見て、長めの距離を走る形でアタッキングサードに関わるというバランスだった。
■理想的な攻撃が実った先制点
そうした中で前半17分に生まれた先制ゴールは中村によってもたらされたが、非対称のオーガナイズが象徴的に出たシーンだ。中盤のライン側でボールを拾ったミャンマーに対して、右サイドの堂安律、守田、さらに菅原と橋岡が4人でプレッシャーをかけたところから守田がボールを拾うと、もう一人のボランチである旗手怜央がインサイドで受けて、相手のプレスを引き付けながら左斜め前の鎌田大地に通す。 この流れでオープンになった左サイドを中村が走り、鎌田はそれを見逃すことなく右足で大きく展開した。それに連動して1トップの小川航基、そして右シャドーの堂安律が一気にスプリントしてゴール前に。ミャンマーのディフェンスは分散された。 それでも中村のシュートはカバーに来たチョウ・ミン・ウーの股下を抜く形になったが、右側で奪って左の中村に展開し、右サイドからはシャドーの堂安が走り込むという理想的な攻撃が実ったことは間違いない。 (取材・文/河治良幸)
サッカー批評編集部
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