安易な地植えは後悔するかも!?《元気に育ちすぎる》つる植物5選。安全に楽しむ方法も教えます!
安易に地植えしてはいけない《生育旺盛すぎる》つる植物2選
●ワイヤープランツ[常緑低木] 小さい葉と細い茎がおしゃれなワイヤープランツ。正確にはつる植物ではなく低木に分類されますが、つる植物のように扱われることが多い植物です。 ワイヤープランツも成長が早く、こまめに切り戻しをしないと手に負えなくなります。茎や根がとても固くて丈夫なため、日頃のお手入れが大変で、成長すると切り戻しも一苦労。 撤去したいと思っても、わずかに残った根や枝から再生するため、庭に植えると後悔されがちです。 ※参考価格:200~750円前後(3号ポット苗) ●ツルニチニチソウ(ビンカ・マヨール)[常緑多年草] 春にかわいらしい花を咲かせ、斑入りの品種もあるツルニチニチソウ。日陰でも育つため、シェードガーデンにも植えられる植物です。 しかしツルニチニチソウも生育旺盛。強健で成長スピードが早く、地面についた枝からも根を出すため、切り戻しや撤去も苦労します。 またハツユキカズラ同様、ツルニチニチソウにも毒があるため、小さなお子さんやペットがいる方は要必要。お手入れの際は手袋をつけましょう。 ツルニチニチソウも、環境省が定める生態系被害防止外来種リスト内の「重点対策外来種」に登録されています。 ※参考価格:250~1100円前後(3~3.5号ポット苗)
生育旺盛すぎる「つる植物」を安全に楽しむ方法
●這わせる場所を決める 汚れてもいいフェンスやアーチなど這わせる場所を決めて、汚したくない場所への侵入を防ぎましょう。つるが土に触れないように育てるのも、広がりすぎを防ぐためには大切です。 ●プランターで育てる 生育旺盛すぎる植物でも、プランターに植えると地植えよりは成長が穏やかになります。つる植物はハンギングでしだれさせて下から楽しむのもおしゃれですよ。年1回程度植え替えをし、屋外の土に触れない場所で育てましょう。 ●こまめに切り戻す 這わせる場所を決めたり、プランターに植えたりした後はこまめに観察し、決めた場所からはみ出したつるは、すぐにカットしましょう。今回ご紹介した植物はすべて強健な性質なので、ためらわず大胆にカットしてOKです。 ●カットした茎、根などは袋に入れて処分する 剪定や切り戻し、植え替えなどでカットした部分は、屋外に放置せず、すぐに袋に入れて処分してください。植物ごみの処分方法は、各自治体の分別方法を確認しましょう。