安易な地植えは後悔するかも!?《元気に育ちすぎる》つる植物5選。安全に楽しむ方法も教えます!
イングリッシュガーデンなどで見かける「つる植物」。フェンスやアーチにつる植物をセンスよく這わせているお庭は立体感と動きがあり、とってもおしゃれで目を奪われてしまいます。 ◆【写真7枚】外壁にべったりと張り付いたアイビー。2枚目以降、安易に地植えすると大変なつる植物を紹介します! そのため「うちの庭にもつる植物を取り入れたいな」と考える方もいることでしょう。しかし、つる植物は管理が難しいものも多く、手に負えなくなりがち。そのため、庭に植えるつる植物は慎重に選ぶことをおすすめします。 この記事では、植える前に知っておきたい、生育旺盛すぎる「つる植物」5選を、参考価格とともにご紹介します。 安心して楽しむための方法もお伝えするので、気になる植物があった方は参考にしてくださいね。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【この記事で紹介する】安易に地植えしてはいけない《生育旺盛すぎる》つる植物5選
・アイビー(ヘデラ)[常緑多年草] ・ノウゼンカズラ[落葉つる性木本植物] ・ハツユキカズラ[常緑多年草] ・ワイヤープランツ[常緑低木] ・ツルニチニチソウ(ビンカ・マヨール)[常緑多年草] 次でひとつひとつ見ていきましょう。
安易に地植えしてはいけない《くっつく気根が厄介な》つる植物3選
●アイビー(ヘデラ)[常緑多年草] アイビーは葉の形や模様のバリエーションが豊富なつる植物。とてもおしゃれな見た目なので、外壁に這わせたり、グランドカバーにしたりしてみたい、と想像が膨らみます。 しかし地植えのアイビーは、ものすごいスピードで広がるため、要注意。外壁に這わせると気根がべったりと張り付き、アイビーをはがしても気根は取れず、外壁を汚してしまいます。 地面についた茎からも根を出すほか、カットした茎からも根を出して成長するため、切り戻しや撤去が難しく、手に負えなくなりがちです。 ※参考価格:250~800円前後(3号ポット苗) ●ノウゼンカズラ[落葉つる性木本植物] 花が少なくなる真夏に元気なビタミンカラーの花を咲かせるノウゼンカズラ。植えっぱなしで真夏に咲いてくれる花はあまり多くないため、貴重な存在です。 昔から庭木として親しまれているノウゼンカズラですが、つるも根も生育旺盛。アイビーと同じく気根を出して外壁や近くの樹木に登っていきます。 そのうえ、地下茎やこぼれ種からも芽を出して広がる繁殖力の強さも持ち合わせているため、管理が難しい植物です。 ※参考価格:600~1300円前後(3.5~4号ポット苗) ●ハツユキカズラ[常緑多年草] ピンクの新芽から、白や緑へ葉色が変化するグラデーションが美しいハツユキカズラ。かわいらしい色合いが魅力ですが、日陰で育てると緑色の葉ばかりになってしまい、日当たりがいいと葉焼けしやすいため、管理が難しい植物です。 ハツユキカズラはアイビーやノウゼンカズラと比較すると成長速度は穏やかですが、外壁やフェンスなどに気根を張り付けながら登る性質は同じです。 また、ハツユキカズラは植物の全部位に毒があるため、小さなお子さんやペットが口に入れないよう注意しましょう。茎の切り口から出る白い液でかぶれる人もいるので、お手入れの際は手袋をすると安心です。 ※参考価格:300~1700円前後(3~3.5号ポット苗)