逆三角形の“ザ・フィジーク”でハイレベルな全国大会を制した28歳!大会前1カ月で10㎏減量!?
トレーニング中は「常に痛い」を意識
「仕事が変わったことによる生活環境の変化に伴い、トレーニングの環境も、変更を余儀なくされました。週に5~6回の頻度で、毎度3時間ほど費やしていたトレーニング環境は、週に3~4回、1時間から1時間半へと大幅に短縮……。『オフで筋肉が減るのでは?』と、正直とても不安でしたが、仕事とトレーニングの両立のために、自分の中にあった『やらなければならない』という固定観念を捨てられたことで、ストレスが軽くなりました。今では怖がらずに、オフの日を受け入れることができています」 宮川選手の、こだわりのトレーニング方法とは? 「トレーニング方法や考え方も、ここ数年で変化しました。日本一の背中を持つ須江正尋選手が行っていた、ストレッチをあまり効かせず、収縮を受けながら行っていたトレーニング動画に感銘を受け、収縮を強く意識するようにしています。トレーニングでは、スピード感も重視。ダンベルの上げ下げは、同じスピードで行わず、浅いレンジでは、フルボトムを自ら作り出すようなイメージです。ずっと負荷が抜けるタイミングが無いので、常に『痛い』状態が持続でき、効きも反応も以前より良くなりました」 ここ数年、扱う重さに大きな変化は無いものの、身体のアウトラインが変わってきた実感があるという宮川選手。今後の目標は? 「大胸筋下部の外側や肩の丸みといった、弱点部位をより強化したいですね。戦える身体作りを続け、JBBFのオールジャパンでの優勝を目指します!」
取材:山口夏織
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