上場企業分析 粉体部門好調も営業減益 ユタカフーズ、原材料高騰の影響大きく 利益確保、収益力を向上へ PBの売上高構成比率高める
ユタカフーズ(本社愛知県武豊町)は液体添付スープ、顆粒(かりゅう)製品などに関してOEM(相手先ブランドによる生産)を展開している。3カ年の中期経営計画では、最終年度の2025年3月期の売上高は124億円(22年3月期売上高は150億円)、営業利益は8億円(同13億円)を目指す。取引先からの受託製品の減少や原材料高騰などの影響が大きく、売上高や営業利益は減少する見込み。利益率の高いプライベートブランド(PB)の売上高構成比率を高めるなど、利益の確保が課題だ。