椅子や食器だけではないんです!北欧家具の人気デザイナーたちが手がけた名建築、いくつ知ってる?【北欧インテリア】
【ヤコブセンの代表作】ベルビュー海水浴場監視塔/デンマーク・クランペンボー
ヤコブセンが「ベルビュービーチ」の一大リゾートプロジェクトに携わった際にデザインしたビーチの監視塔で、このビーチのシンボル的存在です。少し大きめの監視かごを3本の丸太脚が支えています。 海の風景とよくなじむ水色と白のストライプはビーチバレー用のポールや更衣室など至る所に採用。ビーチ全体に統一感をもたらしています。
スタイリスト黒田美津子さんが真似したい、アアルト自邸の工夫
20年以上アアルトの家具を愛用しているというインテリアスタイリストの黒田美津子さんは、2019年にアアルト自邸を訪れました。念願叶って訪れた自邸は、暮らすうえでの夫妻のこだわりが詰まっていて、“使いやすい”の宝庫。現在アトリエを建てているという黒田さんもアアルト自邸にて真似したいポイントをたくさん見つけたそう。 「私がアアルトの自邸を訪れたのは、2019年の夏。多くのアアルトの家具や照明を愛用していますが、フィンランドにはなかなか行く機会がなく、ようやく行けたのが、コロナ直前のタイミングでした。 アアルトの自邸を訪れ、まず感じたのは、暮らしぶりが目に浮かぶような細やかな気配り。きっとアイノ・アアルトがとても気が利く人だったのでしょう。建築のための建築じゃなくて、きちんと暮らすための家というのをつくっている。アイノがものすごく深く暮らしを考える人だったんじゃないかと思います」
造園家・齊藤太一さんが北欧フィンランドを訪れて感じたこと
造園家の齊藤太一さんが、世界中の「グラウンドスケープ」を求めて旅したのは、北欧フィンランドのヘルシンキ。 北欧デザインの巨匠アルヴァ・アアルトのスタジオや自邸の他、「石の教会」として有名なテンペリアウキオ教会、18世紀の要塞建築を遺す島として世界遺産に登録されているスオメンリンナ島を訪ねました。 「空間の捉え方が自然的で、人々が根本的な豊かさを失わずに生きている」と魅力を語った藤さん。 北欧では、現代の建築やデザインに影響を与える名作建築や家具をたくさん見ることができます。 新たなインスピレーションに出会いに北欧を旅してみてはいかがでしょうか。