「お店のファンになってもらう」創立66年の卓球専門店・国際卓球が意識する“愛される店舗経営のコツ”
お店のファンになってもらうことが大事
ー今まで働いてきて特に苦労したことはどういう部分ですか? 小高さん:上大岡店と町田店の立ち上げは非常に大変でした。 まったく知らない土地で知り合いもほとんどいなかったのと、競合店がすでに存在していて「よそ者」的な雰囲気があったので辛かったです。 ただ、大変だった分、やりがいはとても大きかったですね。 ー競合が存在する中で国際卓球として意識していたことは何ですか? 小高さん:お店のファンを作ることが大事だと意識していました。 まずはお店を知ってもらい、1回でも足を運んでもらい、リピーターになってもらう店舗作りを心がけていました。 小高さん:単に商品を売るだけではなく、会話を楽しんでもらうことも重視しています。 例えば、商品を買うだけならネットで購入する方が安くて便利です。そんな中でもお店に来てくれる理由には、商品を手に取って選びたい、相談したいなどの思いがあると思います。 そのため、来てくださるお客様を全力でサポートできるよう、しっかりと対応することが大切だと考えています。 ー今後の国際卓球としての目標はありますか? 小高さん:当たり前のことを当たり前に続けていきたいです。 例えば、来店されたお客様のニーズに合った商品を各スタッフが提供できるような知識を持つことであったり、商品の在庫管理を徹底して在庫切れをできるだけ無くすことです。 さらに、同じ商品を複数在庫させて、お客様の好みの重さのラケットを提供することや、ネットショップも運営しているので、例えばそこで注文した商品を店舗で受け取れるサービスも広めていきたいです。 ネットと店舗の融合を図り、スケールメリットを活かしていきます。
卓球関係の仕事に就くために国際卓球入社を決意
続いては、コーチとして活躍する小田康介さんにお話を伺った。 ー小田さんの経歴について教えていただけますか? 小田さん:小学4年生から卓球を始め、大学卒業まで約13年間競技を続けていました。 就職活動をする時に卓球関係の仕事に就きたいと思い、小中学校でお世話になった三田村宗明さんに相談しました。その際、国際卓球の社長を紹介していただき、それがきっかけで入社できました。 コーチを担当し、現在5年目になります。 ー元々卓球関係の仕事に就きたいという考えはあったのでしょうか? 小田さん:卓球コーチという職業自体に興味はありました。ただ、コーチのみで働くことには体力面なども含めて不安がありました。 国際卓球では、店舗の販売員として働きながら卓球の指導ができるので、その不安も解消され楽しく働けています。 ー現在の勤務形態について教えていただけますか? 小田さん:現在は週5日出勤しています。主に木曜から土曜までレッスンをほぼ1日行い、日曜はもう1人の社員と交代でレッスンを担当しています。月曜はお店で仕事をして、火曜と水曜が休みです。 基本はコーチ業がメインでレッスンが7~8割、店頭での仕事が2~3割程度という配分です。 ー店頭での仕事はどのようなことを行っていますか? 小田さん:商品案内やラバーの貼り替えなど、お客様に寄り添ったお仕事を幅広く担当しています。 接客は好きなので、笑顔を意識しながら楽しく仕事をしています。