「お店のファンになってもらう」創立66年の卓球専門店・国際卓球が意識する“愛される店舗経営のコツ”
お世話になっている卓球プレーヤーも多いであろう国際卓球株式会社。新宿区若松町に「国際卓球センター」として創業した昭和21年から長い歴史を積み上げている。 現在では、高田馬場、渋谷、上大岡、町田、所沢と5店舗を構えている日本国内最大級の卓球専門店だ。 今回は国際卓球高田馬場本店にお邪魔し、店長の小高博信さん、卓球場コーチの小田康介さんにそれぞれお話を伺い、長く卓球人に愛される国際卓球の魅力に迫った。
社長に誘われて入社を決意
ー小高さんは国際卓球に入社後、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか? 小高さん:私は1992年に国際卓球に入社し、最初は高田馬場本店で勤務し、数年後に渋谷店に異動となりました。 町田店の立ち上げも店長として担当しました。その後、1999年に3店舗目となる上大岡の新店舗を店長として立ち上げ、2005年には4店舗目となる町田店の立ち上げも店長として担当しました。 ー2店舗の立ち上げに携わったのですね。 そもそも小高さんは何がきっかけで国際卓球に入社しようと思ったのですか? 小高さん:学生時代に国際卓球でアルバイトをしていたことがきっかけです。 一度は違う業界で働いたのですが、社会人になったときに店舗に遊びに行った際、社長から「うちで働いてみない?」と誘っていただきました。 この何気ない会話が転職のきっかけで、社会人として働いて1年半くらいで経った1992年に転職で国際卓球に入社しました。 ー国際卓球でのアルバイト経験があったんですね。 小高さん:そうなんですよね。当時は英語の専門学校に通いながらアルバイトをしていました。 学生時代にはオーストラリアのキャンベラに留学した経験もあります。実は留学のきっかけも国際卓球のアルバイトなんです。 ーどういうことですか!? 小高さん:アルバイト中に外国人のお客様が来ると、社員さんに「英語勉強しているんだから接客してみてよ」と言われることがありました。 しかし、実際に外国人の方と話すとなると、自分の英語に自信が持てず、うまくコミュニケーションが取れなかったんです。 それを見た社長や先輩から「英語の専門学校に通っているのにもったいない」と言われてしまいまして、留学に行くことを勧められました。