【5万円服より5キロ痩せろ】洋服の素材を気にするよう食事のPFCバランスを理解せよ
体型管理も身だしなみのひとつです
ダイエット格言『5万円の服より5キロ痩せろ』は正しいのか? はい、圧倒的に正しい。例え、数値が3でも、10でもそれは変わりません。だって、いくらメゾンブランドのアイテムを着用していても、タヌキのようにお腹ポン太郎状態だとカッコつかないのは誰もが周知の事実。
肥満が“富の象徴”と もてはやされた時代もありましたが、現代では病人一歩手前の扱いで、健康診断でメタボリックシンドローム予備軍なんて言われた日にゃ、まるで自分が「プロ野球戦力外通」に出演したかのような気分にさえなってしまい将来の不安が募ります。 ちなみに、アメリカでは『太っている、喫煙者のビジネスマンは昇進できない』といった通説もあり、ここ日本でも肥満は『自分の甘さの表れ』など、数々の叱咤激励ワードがインターネット上に溢れています。
確かに経営者の立場からだと自己管理すらできない人に仕事を任せるに際、躊躇してしまう場合があってもおかしくはないはず……。
古来より、女性から生理的に無理と忌み嫌われるオジサン三大スペック、チビ・デブ・ハゲ。そりゃ、チビやハゲは遺伝でどうにもならないけど、デブに関しては食べ過ぎと運動不足が最たる原因。 人間は構造上、消費カロリーより摂取カロリーが上回ればアイドルだって太ります。
和食文化が薄れつつある現代社会ではジャンクフード、人工甘味料、添加物などにより、肥満率は減ることなく増えていく一方で、ここ日本でも――米国ほどではないにしろ――社会問題のひとつです。
もちろん洋服には体型、コンプレックスを上手に隠すことができるというメリットもありますが、所詮その場しのぎ。健康診断で軽肥満に突入してからというもの、オーバーサイズシャツやビッグシルエットTシャツ、ワイドパンツに逃げがちなオジは要注意で、筋肉質な体型でもないのにサカゼンが身近になったらいよいよ危険信号。
もし、あなたがこれからも色んな洋服に袖を通したいのであれば、衣類の生地や素材を気にするよう栄養成分表示にも目を通して、食事のPFCバランス(Protein [タンパク質]、Fat [脂質]、Carbohydrate [炭水化物] の頭文字をとり、このエネルギー産生栄養素の摂取比率)を理解することが一番の解決策となります。 今現在、ちょっとおデブなあなたに足りなかったのは、少しの我慢と家庭科でも習ったはずの食と健康における基礎知識です。 太る仕組みさえ理解すれば、断食(ファスティング)や、膝にも響く有酸素運動など身体に負荷の大きいダイエットをすることなく、基礎代謝が落ちている中年男性でも日々の生活で健康的に痩せることも不可能ではありません。 食品データに関しても、ファッションに興味を持った中学時代にブランド名を必死で覚えた、大学時代に麻雀の点数計算を叩き込んだような苦労は一切必要ありません。今はPFC計算アプリで瞬時に出てくる時代ですから。