ジョージのシクサーズ加入はエンビードの思惑通り?…オフコートでの言動が話題に
7月1日(現地時間6月30日)、ロサンゼルス・クリッパーズから制限なしFAとなっていたポール・ジョージがフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの4年契約に合意したと報じられた。キャリア15年目を迎えるベテランのジョージが、悲願のタイトル獲得に向けて下した移籍の決断が話題を呼んでいる。 ジョージのシクサーズ加入報道によって注目を集めているのが、チームメートとなるジョエル・エンビードのオフコートでの言動である。NBAファイナル第4戦が行われた6月15日、ジョージとともに現地メディア『ESPN』のテレビ中継にゲストとして登場したエンビードが、来シーズンに向けた意気込みとして次のように語っていたのである。 「願わくば、このオフシーズンの間にチームの改善に向けた道を探し出したい。そして、、、足りないピースを追加したいんだ」 この「足りないピースを追加したい」という発言の前後、エンビードはあからさまに隣の席にいるジョージに向けて目配せをしている。それ以上の具体的な言及はされなかったが、発言の後もジョージに何度も目配せをしながら笑みをこぼしていたエンビードの映像がSNSで取り沙汰され、「エンビードの公約が実現した」「すべてはエンビードの思惑通り」とファンが賑わう事態となっている。 昨シーズンのシクサーズは、当初こそセルティックスとカンファレンス1位を争っていたものの、エンビードの負傷離脱以降は戦績を落としてしまい、最終的にイースタン7位(47勝35敗)に留まった。エンビードが復帰したプレーオフでも1回戦でニューヨーク・ニックスに敗れているため、来シーズンの雪辱を果たすために大型補強に取り組んでいる模様。 これまで、ベン・シモンズ(ブルックリン・ネッツ)、ジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ)らがチームに定着せず、優勝を狙うための“相棒”探しに苦戦してきたエンビード。新たな“相棒”ジョージは、シクサーズが長年探し求めていた「足りないピース」となるか。来シーズンのシクサーズに注目が集まる。
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