モノグサ、英単語の暗記をアプリで効率化 300校以上が採用 月刊Biz
■企業の研修用にも広がる
アプリは平成30年から提供が始まったが、学校現場でのタブレット端末の活用が広がる中、この数年は導入する学校が急速に伸びている。英単語以外でも暗記が多い歴史などでも活用できるという。
モノグサは、リクルートでオンライン動画学習サービス「スタディサプリ」の高校営業部門の立ち上げに携わった竹内孝太朗代表取締役最高経営責任者(CEO)らが28年に創業した。動画学習で成績が思うように上がらない様子を見て、問題点を思案したのがきっかけだ。「(記憶を)忘れにくい状態にしてテストの日を迎えるようにすればいい」(竹内氏)と、解いて覚えることに重点を置いたモノグサアプリを開発した。
最近では企業の従業員教育用としても広がりつつある。東京海上日動火災保険が保険代理店の教育ツールとして昨年4月に採用。人材サービスのウィルグループで、施工管理技士などの技術者派遣を手掛けるウィルオブ・コンストラクションも今年4月に導入し、社員の定着率向上のため、施工管理技士の資格試験対策に活用している。
学校や企業への働きかけは今後も積極的に行っていくというが、今後は海外でのサービス展開についても検討していく方針だという。(佐藤克史)