車の「フロントガラス交換」近年なぜ高額に? 「数十万円超え」の請求例も! “そのまま放置”は「絶対NG!」 走行中「突然の悲劇」 どう対処すべき?
走行中に「ビシッッ!」 放置はNG
飛び石などでクルマのフロントガラスに傷がついてしまうことがあり、傷の大きさや深さによっては、フロントガラス交換が必要になることがあります。 しかし近年、そのフロントガラスの修理代が非常に高額になっているといいます。一体どういうことなのでしょうか。 【衝撃映像】フロントガラス「バッキバキ」! これが「工事帯に突っ込む一部始終」です!
走行中、前方から「ピシッ!」という大きな音が聞こえて、驚いた経験があるかもしれません。 これは前方を走行しているクルマなどが跳ね上げた石がフロントガラスに打ち付け、傷やヒビが入った音です。 特に、高速道路などスピードの速い道路で、トラックなど大型車の後ろを走行する時には飛び石のリスクが高まります。 また、対向車から飛んでくることもあり、飛び石の出どころを探ることは基本的には困難です。 小さいものでは数ミリ~1センチ程度の場合もありますが、なかには非常に大きく、喰らってしまっただけで大きな割れにつながることもあります。 そして小さかったとしても、放置すると気温や直射日光などでヒビ割れ、徐々に拡大する可能性があるほか、真夏では傷が虫眼鏡のように働いて車内の火災を引き起こす可能性があるため、飛び石傷に気づいたら早めに対処しなければなりません。 飛び石による傷の修理は「ガラスリペア(ウインドウリペア)」と言われる部分的な補修か、フロントガラスの交換のどちらかになります。 ブルドッグの目玉のような「ブルズアイ」と呼ばれる傷であれば、ガラスリペアによる補修ができることもありますが、傷が小さくても一文字や星型をしている場合や、長いクラックが生じている時は補修できません。 ガラスリペアは傷が生じている部分を空気を抜いた状態に、加圧しながら特殊樹脂でできた補修剤を注入して紫外線により硬化するという修理方法です。 ディーラーや修理業者に依頼すると2万円前後の費用がかかりますが、カー用品店などで補修キットが販売されているため、自分で修理することも可能です。 ただし、完全に元通りにすることはできないため、数か月~数年後にひび割れとなって広がることもあります。 ガラスリペアで補修できない傷や大幅なクラックが生じている場合は、フロントガラスを丸ごと取り換える必要があります。