「こんなところにゴマ団子?」よく見ると「ジャガイモにコバエのサナギ!」害虫駆除の専門家が教えるノミバエ撃退法とは【画像閲覧注意!!!】
遠い夏の日、筆者はキッチンの隅にゴマ団子が落ちているのを見つけました。 (筆者) 「こんなところに、なんでゴマ団子が?」 【画像(2)~(6)】本当にゴマそっくりな「ノミバエのさなぎ」勇気を出して見るならこちらから【閲覧注意!!!】 ゴマ団子と言えば、本物は【画像(1)】のような感じ。表面には、香ばしく焼けた色合いのゴマ粒。美味しそうにさえ見えました。しかし、よく観察してみると…「ゴマ粒」にみえていたのはゴマ粒ではなかったのです。 (筆者) 「これ、何かのさなぎ??」 震える指で画像検索してみると...ゴマ粒状の「コバエのさなぎ」とほぼ一致! 思わず気を失いそうになりました。 ■ゴマ粒そっくり その正体は... このゴマ粒のような「コバエのさなぎ」は、いったいどこからやってきたのか。もしそのまま放置していたら、更にどんな惨状になっていたのか。害虫駆除の専門家、東洋産業の大野竜徳さんに教えてもらいました。 ーゴマ粒そっくりなさなぎは、何なのでしょうか。 (東洋産業 大野竜徳さん) 「『ノミバエのさなぎ』です。ノミとハエの名前が入っていてややこしいですが、これもハエの仲間です」 「よーく見ると、後ろ脚が太く、まるでノミのように跳ねるように見えることからノミバエ、という名前なのでしょう」 「翅は小さく、あまり飛ぶのが上手でないように見えますが、光にも寄せられるため、明るいところでもよく目にします」 ※ノミバエの成虫やさなぎの画像は、この記事の最後、あるいは画像ギャラリーでご覧になれます。【画像(2)~(6)は閲覧注意です!】 ■足を滑らせコーヒーに浮かぶのが「ノミバエ」 ーあの、非常に動きが読みづらく、素手では駆除しにくいコバエは「ノミバエ」だったのですね。 (大野さん) 「ノミバエの成虫はいろいろな場所に止まり、落ち着きなくぴょこぴょこ動き回っています」 「目の前をジグザグにぴょこぴょこぴょこぴょこ、突然ふわっと飛び立ちます。なかなか姿をじっくりとは見せてくれない、よく動き回る虫で、捉えるのは難しいです」 ー食卓付近でもよく見かける、あのコバエですよね。 (大野さん) 「においに敏感で、色々な『においのするもの』の周りによってきて、うろうろします。目の前で私たちの食事中のお皿の上のものなどをペロッと拝借していったり、コーヒーカップの縁で足を滑らせて泳いでしまったりと困ったコバエです」 ー厄介な存在です。 (大野さん) 「ノミバエの仲間は『においが大好き』。生ごみや三角コーナーなどのにおいにつられて、成虫がやってきて卵を産んでいきます。幼虫はいわゆるウジで、いろいろな残飯をモクモク食べて育ちます」