冷凍室に「化石」を作らない!「ハンパ食材」の上手な整理法
使いかけのハンパな食材が、冷凍室の片隅で「化石」になっていた! なんてこと、よくありますよね? 食品を薄く、平たく、四角くして収納すれば、ムダな空きスペースが減って、収納力がアップするんですよ。ということで、ハンパ食材の上手な整理方法を、プロに教わりました! 【写真で確認】使いかけの市販の冷凍食品。口元は何で留める? 教えてくれたのは… ▷整理収納アドバイザー中山真由美さん Ritta Stanza(リッタ スタンツァ・やさしい空間)代表。お部屋と心のカウンセラー。2007年から整理収納アドバイザーとして活動。個人、法人だけでなく、整理収納アドバイザーを支援するサービスや講座も開催する。 ■冷凍室のハンパ食材の保存。決め手は「立ててしまう」 ■冷凍室あるあるといえば… その1 開封後の食材が丸くなって固まる… 使いかけの市販品を輪ゴムで留めて冷凍室に戻すと、だんだん楕円の雪玉のような形に。ズバリ、この形状が冷凍室のカオス化と化石化の原因。 その2 ハンパなものが忘れ去られる… ものがパンパンに詰まって下が見えない冷凍室のすき間に小さなハンパ食品が落ちると、発見は困難。小さいものをテキトーに入れてはいけません。 脱化石化のポイント ■「立てる」ための仕込みをする かちかちに凍っていなければ、食品はやわらかいので、希望の形に変えられます。小さく丸く固めるのではなく、薄く平たく伸ばすイメージで、冷凍品を立たせる仕込みをしましょう。 使うのはクリップと冷凍用保存袋 冷凍中に輪ゴムが劣化して切れることがあるので、輪ゴムの使用は控えて。立てるためには、つまみ部が折り返せる事務用クリップと、冷凍用保存袋を使うのがおすすめ。 「立てる仕様」に形を整える 市販品の開封部は2回折り返して中心を事務用クリップで留め、つまみ部を下に折り返す。袋は長方形を意識して、コピー用紙のように薄く広げ、伸ばす。 * * * 特に下段に食材を入れるときは、突っ込むのではなく立てることを意識しましょう。開封部を事務用クリップで留めるのは、まさに目からウロコ!のテクニック。ぜひ実践してみましょう♪ 監修/中山真由美 撮影/林 ひろし 取材・文/宇野津暢子